ファンドを直販することの意義は山ほどある。 さわかみ投信が、どれだけていねいに長期保有型の投信をつくり込んでいっているかを、肌感覚でお客様にお伝えできるのは、直販ならでの武器である。
こちらがどこまで本気かは、いくらでもお伝えできる。 逆に、ちょっとでも商売っ気を出したら、すぐ感じ取られてしまうから、ますます青くさくも本気にもなっていける。
また、なんのために誰のために、さわかみファンドをやっているのかを、これでもかこれでもかと発信することができる。 それでもって、目的や方向の違うお客様とは一線を画していける。
いってみれば、B to C (Business to Consumer) の極みである。 ビジネスの側も消費者サイドも、どちらも純度を高めていけるので、長く楽しくお付き合いできるわけだ。
どうも、直販の強みは、それだけではないようだ。 B to C の先の世界、B and C pursue better life together といった展開をつくっていける。
そう、供給者と消費者とが手を携えて、より良い生き方を求めていけるのだ。 さわかみファンドでならどうなるかは、皆さんこの週末にでも想像をたくましくしてみてください。
では、オペラ財団ではどんな展開となっていくのか? われわれは興行的な成功をもくろむ商業主義を排して、オペラという芸術をとことん高みまで追求している。
その先では、「世界でも、さわかみオペラ財団の公演でしか味わえない感動」という評価が、時間の経過とともに高まっていくはず。 そうなればなるほど、それを良しとするお客様が世界中から集まってくる。
当然、毎回の公演はプレミアムチケットとなる。 賛助会員も横へ横へと広がるから、財団の経営は楽になる。 そこで図に乗ってダラケたら、そのまま衰退の道を堕ちていく。
そうなったら元も子もないのが、さわかみオペラ財団である。 また、「世界でも、さわかみオペラ財団にしかない」という本物を楽しめなくなるお客様もガッカリである。
ということは、われわれ財団もオペラファンも一緒になって、より高いレベルの満足を模索し続けるしかない。 その中には、オペラ歌手や指揮者、演奏家、演出家、舞台監督などを養成していくことも入ってくる。
止まることも衰退も許されないとなれば、歩みだした道を前へ前へと進んで行くだけのこと。 その過程で、日本にオペラ文化がしっかりと根付いていくのだろう。
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