皆さん、慌てだしたな

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今朝、日経平均株価は1600円を超す下げとなって、いまは1000円安あたりにある。

トランプ政権による世界各国に対する関税一括引き上げをみて、大きく下げ反応したもの。

さて、問題はここからだ。 株価全般は一時の棒下げの後、戻りに入るのか?

あるいは、このまま低迷相場に移っていくのか? どうなるかは、それこそ神のみぞ知るの域。

はっきりしているのは、カネ余りバブル高してきたマーケットで高値を買い上がってきた投資家たちの苦悶だ。

彼らの多くは15%前後の評価損を抱えて、さあどうしたものかと対応に苦しんでいる。

このまま低迷相場が続くと、周りの投資家が投げ売りに走るのではないかといった不安がどんどん高まっていく。

投げ売りが出ると、それだけ相場を引き下げて、評価損をさらに膨らませてしまう。

かといって、自分からさっさと売るのもためらう。 15%前後の評価損が、実現損となってしまうのだから。

一番いいのは株価全般が全面的に戻ってくれることだが、トランプ政治を見ていると甘い期待は持てそうにない。

つらつら考えるに、どうやら株式市場は「いつ大きな下げがはじまるか知れない膠着相場」となっていくのだろう。

時間の経過とともに、高値つかみした多くの投資家たちの立場はどんどん苦しくなっていく。

機関投資家もトランプ関税によるマーケット全般の不可抗力的な下落で、大きな評価損を被ってしまったと説明はできる。

しかし、大きな評価損つまり運用成績の大幅低下に対する責任は、おいおい追及されよう。

この状況が続くと、投資家心理はどんどん弱まっていく。 これまでは、世界的なカネ余りをいいことに強気を張れた。

そのカネ余り強気も、評価損が投げ売りで実現損に移行していくにつれ、余裕はなくなっていく。

実現損の分だけ、あるはずだった資産価値が蒸発していって、それだけカネはしまっていくわけだ。

つまり、世界は空前のカネ余りから、どんどんカネ不足の方向へ移っていくのだ。

それは取りも直さず、マーケット全般にとっては売り優先の展開を想定させてくれる。

以前から唱えてきた、売れるものはどんどん売っておこうだが、踏ん切りは早い方がいいと思うが。