ちょっとした立ち話で社員がいうには、ベテランのファンド保有者に尋ねられたそうな。 ファンドを買うタイミングは分かったが、どこで売ったらいいのか分からないと。
そこのところを、今日は考えてみよう。 さわかみファンドのような本格的な長期保有型のファンドは、お金の余裕がある時はどんどん積み増していく。
一番いいのは、毎月の積立て投資のプランに参加して、自動的というか半強制的に銀行の口座引き落としでファンド購入を続けること。
その上で、ボーナスが出たりしてまとまったお金ができた時は、それもスポット購入に向けてやる。 とにかく、どんどん買い増していくのだ。
そうこうしている間に月日がたち、複利の雪だるま効果が効いてきて、資産の増加スピードが尻上がりとなっていく。 これが、長期保有型ファンドによる財産づくりである。
その先には、いつもいっているお金の不安から自由になった状態、つまりファイナンシャル・インデペンデンスが待っている。
そこまでいってしまえば、経済的に自立した人生を存分に楽しむことができる。 さわかみファンドに投資してもらう第一義の目的は、ここにある。
ファイナンシャル・インデペンデンスに到達してしまえば、そこから先はどんどんお金をつかっていける。 自分のためにも、世の中のためにも。
さて、ここで先ほどの立ち話だ。 ファンドをいつ売ったら良いのかとくれば、お金の必要が生じたら入用な金額だけ解約すればいい。 投信の良いところは、いつでも必要金額だけ引き出せるところにあるのだから。
それ以外の売りとして、基準価額の高いところで一度売っておくというのは? 逆に質問しよう。 ファンドを解約して、そのお金をどうするのかと。
そのまま現金にしておいて、基準価額が低くなったところで再びファンドを買い直す? これを繰り返せば、より効率的に資産を増加させられる?
そう主張されれば、まあファンド保有者のお好きにしてくださいというしかない。 なにしろ、オープン投信だから買いも売りも投資家の自由だから。
ひとつ念頭に置いてもらいたいのは、投資家からお預かりしているお金は長期の投資運用を通して、経済の現場でしっかり働いていることだ。 それも、生活者にとって大事と思われる企業を、長期視野で応援しようと。
その点、解約でファンドから資金が引き出されると、その分だけは応援の資金が減ってしまう。 経済の現場から資金が引き上げられ、投資家の手元で現金として遊ぶことになる。
ちょうど、最近の日本経済がそうだ。 この25年間で個人の預貯金残高は380兆円ほど純増している。 その資金が経済の現場で働いていたとすると、日本経済は3%の成長を遂げていたという計算もできる。
お金は抱え込んではいけない。 投資タイミングを計って買ったり売ったりするのは、マーケットに向けて資金を出し入れするだけのこと。
それが、さわかみファンド購入を通すことによって、お客様の虎の子は常に経済の現場に向けられているのだ。 どちらが日本経済の活性化につながるかは自明だろう。
もちろん、さわかみファンドの運用で現金比率を上げる時もある。 しかし、運用者の判断によるファンドでの現金保有は、いつでも応援投資に向かられますよというメッセージを発信し続けているのだ。
投資待機資金が、これだけありますよlという情報は、それなりにマーケットの価格形成に影響を及ぼすもの。 マーケットから現金を引き揚げるのとは、意味合いが違う。
そう、お客様はさわかみファンドの保有を通して、世の中や社会の活性化に大きく貢献しているのだ。 その果実が、さわかみファンドの基準価額の向上にもプラスの働きをするわけだ。
明日は出張で、お休みです。
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