【広告】全国上映されている映画「ザ・テノール」ですが、もうそろそろ映画館での上映が終了いたします。 この映画は実話を基にした感動的なストーリーなのですが、オペラを軸としているため、皆様には映画館にてお楽しみいただければと思います。 ぜひとも映画館に足をお運びください! 迫力が違います!! 上映は今月一杯、または来月初旬には終了する予定ですので、お急ぎください!
5年から10年もしたら、あの当時こうしておいたら良かったのにと語られることになるのだろう。 何をだ? 長く続いているデフレ現象に日本人の思考回路がマヒしてしまって、とんでもないインフレ政策が進んでいるのに、まったく無防備で日々を過ごしていたことへの大反省だ。
先ず、デフレを前提に考える習性が染みついてしまっている現状からいってみよう。 その最たるものは、景気は低迷し日本経済もじり貧の道をずっと辿ってはいるものの、なんとか暮らしていけているという妙な安心感が国民の間ではびこっている。
実態は、恐ろしいまでの借金でもって国が国民の多くを食わしているだけのこと。 ところが、その不健全さに国全体はまるで鈍感そのものである。
国がどんどん借金を増やしているが、それは国債発行で賄っており、その国債を金融機関や日銀が片っ端から購入するから、国民の目には見えない。 先進国で最悪の財政赤字だが、ここまでは国債発行で賄われてしまっていることもあって、国民には借金の重さがさっぱり実感できない。
現に年金や医療など社会保障費、それに景気対策予算や国債費と、国の借金は膨れ上がる一途だが、そのツケは次から次へと先送りされているのが紛れもない事実である。。 それも、毎年40数兆円ずつ着実に増加しながら。
国の財政運営はすさまじいまでの自転車操業なんだが、国債発行でなんとか賄っていけている。 国民も生活はちっとも楽にならないが、なんとか暮らしていけている。 それでもって、この状態は決して良いとは思わないが、なんとか続いていくんだろうということで思考停止しているわけだ。
家計でも国の財政運営でも、借金が雪だるまのように膨れ上がっていけば、どこかで借金の重みに耐えられなくなる時が来る。 その時は、積み上がった借金のツケが一挙に回ってくる。
国でいえば、予算執行の一時停止で国家運営が大混乱に陥るだけではない。 大量に発行してきた国債の返済不安からの価格暴落、その国債を大量購入してきている日銀の信用低下による通貨価値の下落で、長期金利の急上昇とインフレの襲来も覚悟しよう。
識者や専門家の多くは、そんなことはありえないという。 その鈍感さは、長く続いたデフレ現象による感覚麻痺から来ているのは間違いない。 しかし、誰がなんといおうと国の財政悪化は着実に進んでいる。 その現実に対し、誰もブレーキを掛けられないのも事実である。
したがって、どこか時間の問題で日本は国家財政の破たんやら国債の暴落そしてインフレといった事態に遭遇するのだろう。 その寸前まではデフレ現象が続き、スタグフレーションの様相を強めることになる。
スタグフレーションから国の財政破たんそしてインフレへの道は、どうも避けようがないと思われる。 われわれのやれることは資産の保全を念頭に置きつつ、インフレの波に乗ることだけだ。 それには、本格的な長期投資をどんどん進めておくことだ。
5年10年後には、さわかみファンドは多くの人々にとって安心の砦であり、期待の星となっているはず。