海辺で活躍するライフセーバーたちが、自分たちの経験を活かして心臓停止状態に陥った人を救おうと、いのちの教室という社会活動をやっている。
年間7万人前後の人が心拍活動停止で死に至っているという。 それも、1分遅れると10%ずつ蘇生率が下がるとのこと。
一刻も早く救急車を呼び、同時に胸部を1分間に100回ちょっとのペースで強く押しつつ、近くのAEDを探す。
AEDが到着したら、音声指示に従ってAEDを使用する準備をしながら、その間も胸郭圧迫を続けなければならない。
いのちの教室では、これら一連の作業を倒れた人に施す訓練をしてくれている。
対象は大人だけでなく、小中学生にも広く巡回指導している。 昨晩で3回目の指導を受けたが、すこし間をおくと忘れがちな面が多々ある。
いざという時にパニックにならないためにも、時折は指導を受けておいた方がいいと痛感した。
この社会活動を展開しているのは、Athlete Save Japan (ASJ) というNPOで、80名を超す有名スポーツ選手を抱えて全国各地に派遣している。
ウチのオフィスで公開授業にしたいのちの教室でも、柔道の篠原選手やバルセロナ・オリンピックで金メダルを取った岩崎恭子さんなどが、指導を手伝ってくれた。
ASJは、心拍停止に陥った人を助けたり、有名スポーツ選手の引退後セカンドキャリアのお手伝いもしたりで、すごく頑張っている。
こういった社会活動はどんどん広がっていってもらいたいものだ。 さわかみグループでも全面的に協力している。
次回は4月24日(水)の19時から、ウチのオフィス2階の大会議室でやります。
皆さん、どうぞ積極的に参加してください。