生マグロの試食勉強会

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9月26日(木)18時半から、千代田区役所10階の「カフェ桜日和」で、生マグロの試食勉強会を開催します。

地下鉄の東西線、半蔵門線、都営新宿線の九段下駅から徒歩で5分のところ。

参加費として、マグロの握りと資料代で、お一人1000円を当日の受け付けでお願いします。

お申し込みは、さわかみ一般財団の松村まで。 y.matsumura@sawakami.org  先着80名様まで。

なぜ、さわかみグループの一般財団が生マグロの直販クラブを主催してるかって?

和歌山県の那智勝浦港では昭和の早い段階で、巻き網漁の漁船の入港を禁止し、はえ縄漁船のみに限定した。

その理由は、巨大な網で魚群を一網打尽にする巻き網漁だと、マグロはじめ漁業資源の枯渇化につながるからだ。

たしかに巻き網漁は漁獲効率が良く、大手の水産会社ならびに関連会社は好んで多用している。

しかし、魚群を追い込んで巨大な網で掬い上げる巻き網漁は、稚魚を含めてそれこそ一網打尽にしてしまう。

その先では、いかに海は広いといえども、マグロなど漁獲資源の枯渇化は避けられない。

そこで、那智勝浦港では大きな釣り針で一本釣りする、はえ縄漁のみに限定してきたのだ。

その代償は大きく、漁獲量が少ないは、漁業収入は少ないはで、那智勝浦港は寂れる一途でやってきた。

しかし、漁獲資源を守り、天然マグロを食卓に届け続けるには、はえ縄漁に徹するしかないと那智勝浦港の人々は、歯を食いしばって頑張っている。

そんな海の男たちの心意気を応援しない理由はない。 それで、生マグロの直販クラブを立ち上げたわけだ。

応援する利点はいくらでもある。 先ず、大海を回遊するマグロ資源の枯渇化を防げる。

また、一本釣りだから釣り上げてすぐ血抜きができ、臭みがマグロの体内に広がることはない。

その点は、スーパーマーケットなどで買う刺身パックの裏面をみてもらいたい。

巻き網漁で大量の魚を掬い上げるから、多くが圧死し血抜きもできていない。

圧死した魚に色つや出したり、臭みを抜くためには、増粘剤やマーガリンなどを一杯添加せざるを得ない。

そういった添加物だらけの刺身を、われわれは生の刺身として食しているのが現状である。

本当の生の刺身を味わいたい方は、どうぞ9月26日に九段の千代田区役所10階まで、お出でください。

先ずはホンモノの生マグロを味わってもらって、みなではえ縄漁で漁獲高日本一の那智勝浦港をサポートしていきませんか。

それが、今後もずっと天然マグロの刺身を食卓に並べるための、唯一といってもいい食の防衛となっていくのです。