しばらくご無沙汰しました。 超を3回ぐらいダブらせたいぐらい忙しかったので、ずいぶん長い空白となりました。 ごめんなさい!
この間に、いくつか大きな進展がありました。 その最大なものどいえば、「さわかみオペラ財団」が公益財団法人の認可をいただいたことです。
公益財団とは、国に代わって公益事業を展開するお墨付きをもらった団体ということで、その責任は極めて重いものがあります。
国に代わって公益事業という役割を担当するから、公益財団の活動には税優遇という特典が与えられます。 つまり、公益財団への寄付や賛助会員費に対しては、税額控除が受けられるのです。
さわかみオペラ財団では、日本にオペラ文化を広める、そのためには全国各地で世界トップレベルのオペラ公演をしつつ、同時に日本人歌手などオペラ関係者を養成していくという大きな挑戦をしています。
どうせやるなら世界最高水準のものをと、こだわっていますから驚くほどの資金が必要となります。 そこで、税控除を受けて広く世の中から支援を頂けれのは、本当にありがたいことです。
ところで、日本では寄付という文化がまだまだ未成熟ですが、税優遇を得られるというお墨付きは、寄付文化を広めるにあたって大きな促進材料になります。
どうして寄付が大事かというと、世の中や社会にもっともっとお金をまわすことで、成熟経済に「瑞々しい活気」をもたらすことができるからです。
最近、強欲資本主義とかで自分さえ良ければ、自分の利益させ確保できれば後はどうなっても知ったことではないといった、けばけばしい価値観がやたらと横行しています。 その横で、格差だとか貧困化だとかが社会問題になってきているわけです。
そういった社会的風潮を良しとしない、もっと穏やかで心優しい経済や社会をつくっていこうよというところに、われわれの長期投資があります。
その心はといえば、より良い社会をつくっていく方向でお金まわそうよです。 その先に、自分だけが良ければではなく、皆が幸せを感じる瑞々しい活気にあふれた社会ができていくのです。
長期投資で生活者にとって大事な企業を応援しようと、経済の現場にお金をまわす。 そして、寄付などで経済的に恵まれていない人達だけでなく、お金とかを度外視で社会のために頑張っている人たちに、お金がまわっていく。 そのふたつが、成熟経済にとってどれほど重要かということです。
そう考えてくると、皆さんと一緒に頑張っている長期投資は、きわめて公益性の高い事業といえましょう。
次は来週の月曜日になりますが、この辺りをもっともっと深掘りしていきます。
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