熊本の皆さん頑張って!

Browse By

 熊本県では地震によって被害を受けられた被災者を支援するための義援金を、4月15日から6月30日まで募集している。

 早速、さわかみグループを代表して、さわかみ一般財団でも協力させていただいた。 こいういった時ほど、さわかみグループがもっともっと大きくなっていればなあと、つくづく思う。

 小さなものも含めると余震は480回を超えたとのこと。 被災地の皆さんの心身の疲労に追い打ちをかける余震は、一刻も早く収まってほしいものだ。

 とにもかくにも、熊本県そして大分県の皆さんの災害復旧が早からんことを願います。

       *       *       *

 日本株市場のダラダラ下げには、もうウンザリという人も多いだろう。 先週も書いたように、ウンザリするのが嫌なら自分で買うことだ。

 どかどかと売られて大きく下げるのは、日本株市場に腰の据わった買い手がいないからのこと。 買うどころか、どの投資家も余震に脅えるかのように、ただただ小さくなっている。

 そんなへっぴり腰の投資家ばかりで、誰も買おうとしない。 だからこそ、売り込む連中は好き放題に売り叩きできる。 彼ら本音を語らせれば、いつ買い上げられるか知れない緊張感を持って売っているというだろう。

 マーケットは力と力のぶつかり合いであり、読みの勝負でもある。 力のぶつかり合いというのなら、売りを上回る買いを入れてやればいいだけのこと。

 読みの勝負? そこは長期投資家にとって「待ってました」のテーマである。 世界経済は誰がなんといおうと拡大基調をたどるに決まっている。

 なにしろ、地球上の人口は2050年の97億人(国連人口推計、中位値)に向かって、毎日17万8000人ずつ増え続けているのだ。 10日で187万人もの増加である。

 そして、世界中どこの人々もより豊かな生活を求めてやまない。 つまり、生活消費のみならず耐久消費財への需要もどんどん高まっていく。

 この二つを掛け合わせたものが、世界経済の成長となっていく。 最近またもや国際通貨基金(IMF)は、世界経済の成長予想を3.2%に引き下げた。

 引き下げたとはいうものの、世界経済が3.2%成長するということは、今年もまた日本経済の半分規模の拡大を意味するのだ。 それを支えるのは企業活動である。

 そう考えるに、株価全般はやみくもに売られ過ぎである。 だから、ここはだまって買っておくに如かずである。

 ★広告 さわかみグループが支援した映画「ザ・テノール」のDVD発売中! あの感動をぜひもう一度!! http://scpshop.jp/

 ★注意 上記の内容は澤上篤人個人の見解であり、さわかみ投信株式会社の考えおよび「さわかみファンド」の運用を説明しているものではありません。 個人の真意を尊重するため、原則、文章の修正はせずにブログを公開しております。