昨日は広尾で、I-O Wealth の岡本さんが主催している勉強会100回記念の集まりがあった。 もとはといえば、長期投資仲間通信 ”インベストライフ” を岡本さんが引き受けてくれて、それをベースにというか発展的に投資知識啓蒙の活動を続けているもの。
インベストライフとは、インベストメントとその先に広がる生活を掛け合わせたもので、仲間の平山さんが命名した。 オフィスサンサーラの大嶋社長が月1回のインベストライフ誌の発刊を、数年にわたって赤字垂れ流しでも頑張ってくれた。
その赤字事業を岡本さんが買い取って、懸命の経営努力を重ねている間に9年がたった。 その後、インベストライフ誌は紙媒体からネット配信に切り替わり、さらには無償化した。 岡本さんの情熱と侠気で事業は続けられている。
その間、サブプライムローン問題やリーマンショックで世界的な金融不安が発生したりで、長期投資をベースとした資産形成に大きくブレーキをかけてくれた。
そういった逆風をものともせず、本物の投資知識を身につけてもらおうとする I-O Wealth の啓蒙活動は続けられた。 やはり継続は力なりなのだろう、岡本さんの活動はじっくり着実に広がってきている。
それを象徴したのが、昨日の集まりだった。 100回記念の感謝祭ということで、岡本さんが広尾でのパーティーを主催してくれたが、集まった人たちは多士済々で開始時間の2時半を前にして、もう驚くほどの盛り上がりを見せていた。
岡本さんいわく、当初15年ぐらい頑張ろうと始めたものが、なんとかかんとかで9年たったが、あと6年は頑張りますと。 違うぞ、ここからいよいよ花が咲いてくるぞ、おもしろくなるのはこれからだ。 6年などといわず10年でも20年でも頑張ってもらいたいと、記念のメッセージに書いておいた。
そう、われわれの本番はこれからである。 これまでずっと長期投資の種を捲き続けてきたが、その果実を多くの人々に実感してもらうのは、いよいよこれからだ。
先駆して長期投資をはじめ、その果実を手にしだした人々が、日本中あちこちで長期投資による財産づくりのモデルとなるのは、もう時間の問題である。
そういったモデルが身近で出現してくると、これまで投資を躊躇してきた大多数の日本人も踏ん切りがつく。 なにしろ、年金があてにできそうにないのはもう常識に近い社会認識となっているのだから。
国民の多くが自分年金づくりに長期投資を考えるようになったら、世の中は変わる。 経済はびっくりするほど力強い拡大を示すだろうし、それをみて国民が将来に自信を深める好循環をつくりだせる。
皆で新しい歴史をつくるのだ。