9月6日に、茨城県の大洗でJPSA (日本プロサーフィン連盟)の第20回大会決勝戦。 これは3年前、福島原発事故による海の汚染という風評被害で、伝統ある大洗大会のスポンサーが降りたため、さわかみグループのソーシャルキャピタル・プロダクション(SCP )が代わってスポンサーを買って出たもの。
それから3年連続でスポンサーとなっているが、プロサーファー達やサーフィン愛好者そして地元住民を巻き込んで、海岸の清掃をしたりで大洗大会を盛り上げている。
12日にはパシフィコ横浜で、さわかみファンドの運用報告会。 まだ正式な数字は聞いていないが、おそらく2000名を超す長期投資家と、ファンド組み入れ企業さん35社とが一堂に会しての、10年先の夢を共有する熱い1日となった。
今年で2年目となるが、個人の長期投資家と企業さんとが一緒になるさわかみファンドの運用報告会は、来年あたりから爆発的に拡大すると思われる。
その感触は当日の会場で十分以上に得られた。 来場された方々が口々に、このイベントの有意義さを語っておられた。 ブースを出していただいた企業さんからも、すでに来年の出展に向けての構想を練っているのを聞かせてもらった。
そして、9月13日から23日にかけての、オペラと音楽の10日間。 13日には京都国立博物館で、17日と19日には姫路城でのオペラ道化師。 14日には京都でディナーコンサート。 22日には東京オペラシティでオペラコンサートと、まさにオペラ漬けだった。
日本にオペラ文化を広めようということで始めた財団活動だが、大成功を収めることができた。 スタッフ8名がこの2か月間、毎日終電か徹夜といった状態で頑張ってくれて、見事に独自色を出せた。
独自色というのは、オペラやクラシックコンサートが興行第一の商業主義に染まっている最近の傾向から一線を画し、本当にオペラを愛する人々に世界最高のオペラを届けたいという思いを貫いたこと。
具体的には、オペラの本場イタリアでも1,2位を争うボローニャフィルをベースにして、合唱やソロの歌手を実力主義で選出した。 そして、チケットはすべて直販にして、うちのオペラ財団がプレイベントの企画など顧客対応させていただいた。
おかげ様で、内容の濃い素晴らしいオペラの一夜を、観客はじめ演奏家や歌手そして舞台監督や演出家、、みなで堪能できた。 イタリアから200名近くがやってきたが、彼ら彼女らは打ち上げの会場で感激の気持ちを全身で表していた。
来年は奈良の平城京跡地で、トーランドットをやる予定となっている。 詳しくはまだ書けないが、企画としてもすごいものが期待できそう。
とりわけ、企画から運営まで今年の経験を120%生かした、さわかみオペラ財団ならではのオペラとなるのは間違いない。 それほど、うちのスタッフ連は鍛えられた。
また、直販でチケット完売というのを本場イタリアが一番評価していて、複数の歌劇場から素晴らしい提案が届いている。 それらを選べるというのも、こちらにとってはありがたいこと。
秋の3大イベントは終わった。 次なるは、12月には公益認定が下りると期待している寄付財団、「お金をまわそう基金」の本格稼働に向けての戦いだ。 さあ、忙しくなるぞ。