買い材料が続々と

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 8月半ばごろから、株式市場は急落しては低位低迷を繰り返している。 その結果、株価水準はずいぶんと下がってきた。

 株価が下落トレンドに追い込まれている要因は、ギリシア問題、中国リスク、そして今度はVW  社のディーゼル車が排ガス規制をごまかしていた問題が浮上と、次から次へと株価に悪材料が出てきているからだ。

 さて、そういった問題は長期投資にどれだけマイナスなんだろう? ギリシア問題といっても、EU の経済全体からみて2%にも満たない規模にすぎない。

 中国の成長率が7%を切るといっても、それがたとえ5%に落ち込んだところで、なにが問題だろう? 世界第2位の巨大経済が5%も成長するのだ。 

 VW 社のディーゼル車1100万台が排ガス規制に不正を働いたとしても、それはVW  社の問題である。 世界の自動車業界からみれば、巨大な競争相手がずっこけただけのことであり、むしろ自社のシェアを拡大するチャンスである。

 一方、株価全般は大きく水準を下げている。 その横で、世界経済はもたもたしながらも成長を続けている。 多くの企業にとっては、ビジネスチャンスが拡大しているのだ。

 投資する企業さえしっかり選べば、この下げ局面は絶好の買いチャンスである。 そう、この2か月間というもの、長期投資家にとっては買い材料が続々と飛び出てきているのだ。

 それでも最近の下げを見るに、ちょっと怖いと思うのなら、さわかみファンドに託せばいい。 運用している草刈は、この下げを手ぐすね引いて待っていたから、軍資金があればあるほど幅広く企業の応援買いができる。

 そもそも、さわかみファンドのような本格派の長期運用投信は、みなが不安を抱くようなマーケット環境で、しっかりと買い仕込みすることで、その真骨頂を発揮する。

 運用サイドも、このような時にこそ多くの投資家の虎の子資金をお預かりしたいと、もろ手を挙げて待っている。 なにしろ、長期的には絶好の買い増し局面なのだから。

 考えてみれば、誰にだって理解できること。 たまたま株価は大きく下がっているが、企業活動は何の変わりもなく続いている。 つまり、バーゲンセールということだ。

 だから、自分で買うのが怖いのなら、さわかみファンドに任せればいい。 大事なのは、ここで逃げてはいけない、企業を応援しなければいけないのだ。

 投資は、安く買って高く売るだけのこと。 まして、われわれのような長期投資家は企業を応援するという、社会的な使命を担っているのだから。