個人投資家の強み

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株価、どこかで大きく下げるのでは。そういった感触を多くの人々が共有しだしているようだ。

常識的に考えると、コロナ問題でこれだけ経済の現場が落ち込んでおり、株価だけがどんどん上昇するなんておかしい。

いくら金あまりバブルだといっても、そうそういつまでも株価上昇は続かないのでは。 そう誰でも思う。

個人投資家であれば、ちょっとおかしいよねとかの、うすうすの感覚でもって早々とマーケットから離れることができる。

それでもって、暴落前に利益確定し、後はのんびりできる。 その後さらに上がっても、まあいいかで眺めていられる。

ところが、機関投資家にはそれができない。 マーケットは上がっているとなると、トコトンついていかざるを得ない。

これは金あまりのバブル高だと思っても、さっさと売りに入れない。 マーケットが上がっている間は途中下車できないのだ。

下手に自分の判断で売りに入って、その後も株価上昇が続いた日には、運用成績で置いて行かれてしまう。

それは、運用者として致命的な傷を負うことになる。 ボーナスに大きく響くどころか、自分の立場も危うくなる。

そんなリスクを取るよりも、マーケットにずっとついていった方が、よほど安全である。

どこかでマーケットが大きく崩れたら、それは全体が下がったのだから仕方がないと言い張れる。

判る、ここのところ? 下手に投資判断して置いてきぼりを食うリスクを取るよりも、皆で一緒にお陀仏の方が賢明なのだ。

結果として、上層相場の高値で利益確定するどころか、高値を最後まで追いかけて、マーケットの下落で大損することになる。

これでは、お金を預けている投資家顧客からすると浮かばれない。 なんのための、プロに運用を任せているのか。

同じ機関投資家でも、われわれのような本格的な長期投資家だと、バブル相場を最後まで追いかけるなんてしない。

それどころか、高いと思えばさっさと利益確定に入るし、暴落局面での買い仕込みの準備を進める。

プロの運用としては、当たり前の行動だが、毎年の成績を追い求める年金運用などではそれが許されない。

その点、個人投資家はマイペースでいけて楽である。 だから、さわかみファンドも個人のお客様のみなのだ。