週末は、土曜日に旭川、日曜日に札幌で個人投資家向けセミナーをやってきた。
夏休みの北海道旅行のピークとかで、飛行機は行き帰りも満席だった。
旭川では高校生2人が参加してくれた。
彼女たち、日本の未来は明るいですか暗いと思いますかのアンケートで、
暗いと迷うことなく手を挙げた。
どうして暗いのかと尋ねてみると、一人は就職先がないと一言。
もう一人は、親の収入減少を見ていると私の時はどうなるか想像がつくという。
昼間働きながら定時制の高校へ通う彼女たち、
当然のことながら家へもお金を入れながら頑張っている。
そんな毎日の生活実感からくる言葉だから、
彼女たちの未来は暗いという言葉には重みがある。
もう政治が悪いとか言っている暇はない。
彼女たちだけではなく、
多くの若い世代が自分たちの将来が暗いと思って生きている国なんて、
大人の責任以外の何者でもない。
われわれ一人ひとりが日本経済をもっと元気にするには何ができるか、
それを真剣に考え行動するしかない。
ひとつのきわめて有効な経済活性化案が長期投資である。
預貯金に漫然と寝かせてある個人マネーの5%でも10%でも、
長期の株式投資に向かわせるだけで、
日本経済は驚くほどに生き生きとしてくる。
金額にして、35兆円とか75兆円という巨額資金が、
480兆円の国内総生産の経済現場に放り込まれるわけで、
その威力たるや想像を絶する。
幸いなことに、預貯金マネーの持ち主は個人なのだ。
われわれ大人が次の世代のためにも、
もっと元気あふれる社会や経済を残してやるのだ、
という強い意志と意欲さえ持てば十分。
あとは、勇気を出して一歩踏み出すことだ。
“投資合宿へ行こう!”のお知らせ
これまでのセミナーとは一味違う、新しいスタイルの勉強会を開催します。
温泉あり、寝泊まりあり、飲み食いあり・・・まさに一夜に全部積め込んだ”合宿”です。
下記URLから申し込めますので、ご参加お待ちしております。
http://www.investors-tv.jp/seminar/
まだ間に合います!!
【国民ファンドで日本経済を活性化する】
長期右肩上がり相場の再現、それもずっと健全に①
ちょっと横道にそれるが、日本株市場は1952年から89年末までに年率20.2%という、とんでもない高パフォーマンスをたたき出した。(日本証券経済研究所調べ)それには、日本経済の長期高度成長が大きく寄与した。加えて、1960年代後半からの資本自由化を機に、企業や銀行による株式の持ち合いや生保の政策保有が本格化し、全発行株数の54%にまで進展したのも大きい。
企業や銀行それに生保が持ち合い目的で日本株を片っ端から買っていった。そこへ年金など機関投資家の保有分18%を足すと、実に全発行株数の72%がいわゆる「企業村の論理」下にあったわけだ。
つづく・・・