もうそう遠くない将来に襲来するバブル崩壊に備えて、いろいろな角度から書いていこうと思う。
今日は、その第1弾を書くが、今後も不定期で第2弾、第3弾を書いていきます。
思いつくままに書いていくので、順不同であり若干の重複もあり、ということになりそうです。
そこで、まず書いておきたいのは、われわれ長期投資家は暴落相場を「待ってました」の買いを入れる。
その買いだが、今回の金融バブル崩壊では、半端でない下げとなろう。
なにしろ、史上空前の資金供給による、これだけのカネあまりバブルが、いよいよ崩れ落ちるのだ。
金融マーケット中心に買って買いまくってきた、債券・株式・その他すべてに投げ売りが集中する。
とんでもない巨大規模の売りが殺到すれば、想像を絶する下げとなろう。
すさまじい売り圧力に恐れをなして、おいそれとは買いも入ってこない。
つまり、暴落が暴落を呼ぶ展開となっていって、どこで買いに入ったら良いのか判らなくなる。
それでも、われわれ長期投資家は、おもむろに買いを始める。 まだまだ暴落相場が続いているさなかに、早くも買い仕込みを始めのだ。
そこは、企業を応援しようとする長期投資家の強みである。 つまり、選別投資の威力発揮だ。
バブル崩壊で経済社会が大混乱に陥っても、人々の生活は続いているし、それを支える企業活動も一時として止まることはない。
そういった、人々の生活になくてはならない企業を応援するのが長期投資である。
したがって、バブル暴落時のバーゲンセールを買いに行くのは、何の不安もない。
ただし、そういった応援したい企業の中でも、先ず買うのは「さほどバブル買いされてこなかった銘柄」からだ。
さしてバブル買いされてこなかったから、暴落相場での売りもそれほど出てこない。
ということは、株式市場は相変わらず売り逃げの暴落相場が続いているのに、一部の銘柄群は早い段階で下げ止まりに入る。
そう、バブル崩壊時には応援企業を個別に観察していて、株価が下げ止まりに入ってきた株式から買い始めるのだ。
いくら応援したい立派な企業であっても、バブル時に買いポジションが大きく膨らんでいた企業には、相当に下げるまでは応援買いに入れない。
バブル崩壊時には、いつもの取捨選別をさらに厳しくした選別買いを、ともかくも始めるのだ。
それもこれも、バブル買いの現時点からどんどん売り上がっていって、現金を用意していないとできない行動である。