このまま、下げてしまえ!

Browse By

このまま暴落してしまえなんて書くと、あちこちから文句が飛んでくるのは避けられないだろう。

それでも、現在進行形の金融バブルの崩壊は、もう早ければ早い方がいい。

昨日そして今日も株式市場は暴落しているが、それが引き金となってバブルの崩壊が始まってくれるのを期待したいものだ。

どうして、そうも株価下落やバブル崩壊を待ち望んでいるのかって?

この「マネー膨れ」した経済はもう限界に近いし、その反動の被害の大きさを考えると、バブル崩壊は早い方がいいとなる。

早い話、これだけ金融緩和と太陽の資金供給を続けてきたが、先進国中心に成長は鈍っているし、国民の低所得化は進んでいる。

マネー膨れ経済で潤っているのは、一部の高所得層などであり、彼らの金融所得増加に寄与しているだけではないか。

ところが、バブル崩壊ともなるとその被害は経済全般に及ぶ。 低所得層への打撃はさらにきつくなる。

その意味でも、バブル崩壊は早い方がいい、そして被害もできるだけ小さくと願うわけだ。

でも、コロナ禍の経済回復にも、株価などは高水準にあった方がいいのでは?

景気回復を狙うといっても、マネー膨れでは景気や経済活動の中身が悪すぎる。

たとえば、金利ゼロで、資金はいくらでも借りられる経済環境では、柔な企業がいくらでも跋扈できる。

そういった企業を中心とした経済回復は、薄っぺらな張子の虎のようなもの。

考えたらわかるが、景気が回復してくれば金利は上昇する。 金利上昇に耐えられない企業は、どっちみち淘汰されていくだけのこと。

そう、ここは一刻も早くマネー膨れ経済から脱皮し、骨太の経済を作り直す時である。

そのためにも、金融バブル崩壊でもって大掃除をしてしまう方が、早いと考えるわけだ。