バブル崩壊、市民への影響に備えよう(後編)

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いつのバブルも、どこかで必ずはじけ飛ぶ。 そして、その後には大きな経済混乱が襲ってくる。

先ず、バブルがはじけるのは自然の重みのしからしめるところで、避けようがない。

ちょうど、熟柿が木から落ちるように、バブルは何もせずとも崩れ落ちていく。

そう、買って買いまくってきた人たちの手から、抱えきれなくなったものが落っこち始めるのもありだ。

あるいは、買いのエネルギーが出尽くしてきたのを見て、パラパラと売りが出始めてバブル崩壊につながっていく。

そんな状態に、なんらかの外的要因によるきっかけが加わると、マーケットは総売りの修羅場となる。

あらゆる投資家が売り逃げに殺到するから、株式市場や債券市場などは売り一色の中で、みるみる値を消していく。

ようやく売れた投資家は、大きな損失が現実となるが、まだそれはましな方だ。

ほとんどの投資家は、なかなか売れないまま投資の評価損が、どんどん膨れ上がっていくのを見つめるだけとなる。

どの投資家も、あのバブル高値で売っておけば良かったと後悔するが、もう遅い。

で、経済の混乱とは? 株式市場や債券市場の急落で、バブル時にはこの世の春を謳歌することができた資産効果が消滅する。

つまり、逆資産効果で投資や消費意欲が一気に収縮する。 それが、経済活動全般にブレーキとなる。

また、債券相場の崩れは長期金利の上昇に直結する。 市場金利の上昇で、これは誰にも止められない。

金利の上昇は、これまでゼロ金利をベースに拡大してきたビジネス全般に対し、巨額のコストを突き付けることになる。

預貯金者には朗報? 市場金利が上昇に転じても、預貯金の金利引き上げは1~2年ぐらいの遅れとなる。

その前に、おそらく今回はインフレという強敵に襲われよう。 これだけ湯水のように資金をばら撒いてきたのだ。

株式や債券市場が崩れた現在、行き場を失った余剰マネーは生産価値を中心としたモノへ向かおう。

マネーからモノへの資産シフトが一気に現実化する。 つまり、インフレの火が燃え上がることになる。

となると、一般生活者はどう資産や生活の防衛を講じたら良いのだろう?

先ずは、一刻も早く金融バブルから離れて、バブル崩壊の津波を食らわないようにしよう。

そして、資産は現金にしておくのではなく、生産価値つまり実体経済に直結したところに資産を置いておこう。

つまり、生活者に身近な企業への株式投資でもって、お金の置き場所の安全性確保と、インフレ対策をやってしまうのだ。