みんなの寄付、すごいことになるぞ!

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みんなの寄付の第1回募集で、助成対象者の面接が始まっているが、これはすごく意義のあることだと、ますます思いを強めている。

歌手や演奏家たちは日々すごく精進しているが、発表の場つまり舞台がなくなるのは、なによりも辛いこと。

コロナを超えて、彼ら彼女らにもっともっと舞台の機会を増やしてあげることは、さらなる精進につながっていく。

われわれ一般聴衆が、より高い芸術性を堪能するには、芸術家たちが精進を重ねつつも、舞台で鍛えられていくことが不可欠。

そういった舞台だが、音楽家たちにとっては多くの場合、ただ与えられるチャンスを待つだけである。

主催者側から招聘されなければ、舞台に上がるチャンスはない。 すると、どうしても売れっ子が中心となってしまう。

さらに日本では、歌手や演奏家たちにチケットを割り当てられた分だけ売らせて、公演に協力するノルマが待っている。

そうしないと興行が成り立たないという台所事情があるとしても、実におかしな慣習である。

音楽など文化にお金をつかう土壌が、まったく育っていない、いまだ日本の貧しさが如実に表れている。

そういった日本社会の文化全般に対する底の浅さを嘆いていたところで、芸術家たちは育たない。

その点、歌手や演奏家たちが自分たちの舞台を、自分たちで創っていけるとなると、どれだけ可能性が広がることか。

その支援を、みんなの寄付がやってあげられるのだ。 40%前後の税控除を受けたみんなの寄付が、とんでもない働きをすることに。

みんなの寄付では、世の中から広く寄付を集め、それでもって音楽家たちの自主的な舞台発表を支えていく仕組みである。

第1回目の面接していて、こちらの想像以上に音楽家たちの意欲を感じさせられる。 自分たちの音楽レベルを上げたいだけではないのだ。

小学生などの音楽教育につなげたいとか、地方経済の活性化の一助となりたいとか、どれも社会とのつながりを強く意識している。

こういった発想の柔軟さを具体化させていくのは、まさに民間のエネルギーを糾合しようとすることが一番である。

それを、みんなの寄付が先鞭をつけてやってしまおうとしているのだ。 どうぞ、皆さんもどんどん参加してください。