長期投資塾がはじまって、2年と2カ月が過ぎた。 考えろ、とにかく考えろと、口を酸っぱくしてきた。
表層的な現象に振り回されることなく、どんなものごとでも、「そもそも、これは何だったっけ」と原点に立ち返る。
そして、そこから考えてみるよう塾生たちに仕向けてきた。 考えろ、自分の頭で考えてみようよと。
考えろと言われても、いざ考えるとなると、案外と考えられないものだ。
思考力がないとかの問題ではない。 日頃から、社会やいろいろなものごとを、自分の眼で観察したり感じ取ったりしていない。
その上で、自分はどう思うとか、好きか嫌いかとか、自分なりのフィルターを通していない。
多くを、ただそのまま受け入れてしまっている。 そのため、いざ考えようとしても、考える回路ができていない。
おもしろいことに、なんでも自分の頭で考えてみるうちに、考える回路がどんどん発達していく。
そして、ものごとに対する自分としての反応や行動が早くなる。 それだけ、より主体的な社会参加ができるようになるわけだ。
今年最後の長期投資塾が昨晩あった。 副塾長の藤野君の提案で、塾を通してどんな変化をあったかを各自に語ってもらった。
それぞれの発表は、こちらの想像を超えていた。 本人たちも自分の変化を、かなり満足げに語ってくれた。
なによりも、明るく嬉しそうに語っているのがいい。 そして、潤いといった表現が出てきたのには、こちらも大満足である。
この調子でいってくれると、3年目4年目の変化はもっと劇的になりそうだ。
ひとつ欲しいのは、新たなる挑戦である。 われわれの長期投資塾はオープンだから、いつからでもだれでも参加できる。
どんな意欲や夢を抱いて挑戦するかという入塾願いを、A4ペーパー1枚にしたため、長期投資塾のホームページより提出してもらいたい。
https://長期投資塾.com/
入塾願いの熱さをチエックして、参加を認める。 不合格者は何度挑戦してくれても構わない。 むしろ、その熱さを観たいものだ。
新しい塾生が入ってくると、先輩たちは後輩たちの発言などから、新たなる学びを発見するはず。
もちろん、新人たちは先輩の言動や表情から、長期投資塾の目指しているところを、より明確にイメージできよう。