こんなにもスマートな富の再分配!

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社会的な格差の拡大だとか、一部の富裕層に富が集中しているとか、資本主義経済の弱点が露出してきている。

それに対し、一般的には国家が介入して社会的な富の再分配を図るべしということになっている。

その典型例が、高所得層に対する累進課税の強化とか富裕税の新設とかだろう。

われわれ長期投資家の世界には、もっと素敵でスカッとする富の再分配方法がある。

マーケットは需要と供給の調節機能を果たすが、もともと富の再分配機能を持っている。

この場合の富の再分配は、弱肉強食つまり強者の論理がすべてである。 勝つか負けるか、それだけだ。

そこへ長期投資をかましてやると、がぜん景色が違ってくる。 素敵でスマートな強者の登場である。

マーケットには一獲千金を狙って、儲けよう稼いでやろうで眼をギラギラさせている連中が群がり集まってくる。

いっておくが、機関投資家もその中に入ってくる。 実際、彼らは運用成績を出そう出そうで目を吊り上げているではないか。

儲けたい個人やら、成績を出したい機関投資家やらが、お金の分捕り合いを飽くなく続けている、それがマーケットだ。

そんなマーケットに、マイペースで参加するのが長期投資家である。 目など吊り上っていない。

上げ下げ激しい相場動向とはつかず離れずの立ち位置を守り、安ければ買い高くなれば売り上がるリズムを大事にするだけのこと。

安く買って高く売るを繰り返しているから、結果として儲かってしまう。 つまり、眼をギラギラさせていいる連中から、お金を分捕ることになる。

とはいえ、誰にも恨まれない。 むしろ、皆が売り逃げに走る暴落相場を長期投資家が買いに行くことで、彼らに現金を渡してやるのだ。

長期投資家が上昇相場をすこしずつ売り上がっていくことは、ここで儲けようと飛びついてくる連中に買いチャンスを与えてやることになる。

どちらの場合も、ありがたいと感謝されるのが長期投資行動である。 それでいて、長期投資のリターンが積み上がっていくわけだ。

そういった長期投資のリターンを、カッコ好く世の中につかっていくと、どうなるか?

儲け儲けの連中からスマートにお金を分捕って、それを社会に還元していくのだ。 なんともカッコ好い富の再分配と思えないか。

さらに愉快なのは、さわかみファンドのような本格的な長期運用ファンドに、多くの一般生活者が参加してもらうことだ。

それはそのまま、ごく一般の生活者が社会的な富の再分配で主役となっていくのだ。

さわかみファンド保有を通して、みなに感謝されるスマートなお金の分捕り合いと、社会への還元に思い切り参加できる。