投資するの、どんどん難しくなっている

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今日は、8月の月次報告書をファンド仲間に発送する日。 朝から気合が入っている。

それにしても、最近つくづく思うのが、多くの人たちにとって投資がどんどん難しくなっているということだ。

もっとも、投資そのものは「安く買って、高く売る」ことだから、別に難しいことではない。

われわれ長期投資家のように、自分のペースを守って相場動向に是々非々で対応できれば、なんの問題もなく投資を続けられる。

ところが、多くの投資家はどうしても相場動向に引きずられてしまう。 自分のペースも何もない。

相場に引きずられると、もう投資どころではなくなる。 自分のペースなど投げ捨てて、相場についていくので必死となる。

そうなると、「安いところを狙って買い、高くなるのを待って売る」という、投資のリズムなど到底つくれない。

なにしろ、相場にどっぷり浸かって、必死になって相場動向を追いかける。 もう、自分の投資リズムどころではない。

そして、相場はお構いなしに、上がったり下がったりを続けている。 その波の中にいると、どこが安いのか、どこが高いのか判断がつかない。

早い話、今日が買い場なのか売り場なのか、それこそ今日の相場次第ということになる。

上がるも下がるも今日の相場次第、そういった状況判断で投資するなんて、これは難しい。

だから、最近の投資は難しくなったといっているのだ。 最近? そう、この30年でずいぶんと難しくなった。

1970年代までのように、投資運用が一般的だったころなら、相場動向そのものが投資のリズムを保っていた。

ところが、80年代90年代と運用の短期化が急激に進み、資金運用つまりディーリング投資がマーケットを支配するようになった。

ディーリング運用が支配的になってくると、相場動向が「上でも下でも構わない、とにかく値ざやを取ろう」とする投資家圧力に、振り回され通しとなる。

そういった値ざや取りが主体となった相場動向にぶつかっていったところで、とてもではないが自分の投資リズムなど守れない。

どうしたらいい? われわれと一緒に、ゆったりとした長期投資をしていこう。

さわかみファンドをみてもらったらわかるが、いくらでもマイペースの投資運用ができる。

ともあれ、今日は月次報告書を発送する大事な作業の日だ。 頑張るぞ!