一昨日は長野県の飯田市で、長野県経営者協会主催の勉強会があった。
「地域経済の活性化を地元のお金で」という主題で100名定員のところ、150名を超える参加者で大いに盛り上がった。
日本の個人マネーは887兆円もあり、世界最大の眠れる資源というか、ボケーッと眠らせているのがどれだけもったいないかを、いろんな角度から語った、
後半の質疑応答で、それも最後の方で投信についての質問が集中した。 さわかみファンドについて語りすぎるのも宣伝臭いので、ユニオンファンドを例にして説明しようとした。
そこで、「ちなみに、ユニオンファンドをどのくらい知っているのか」と会場の人たちに手を挙げてもらった。
驚くことに、ゼロだった。 長野県でNo1 のセイコーエプソンの労働組合が主体となった投信会社があるなんて、はじめて聞いたという人たちばかり。
こちらもびっくりしたが、会場の皆さんも「知らなかった。エプソンさん凄いね」といった反応。
ユニオンファンドは設定後10年だが、年率で9%を超す成績を出しているよと説明したら、会場は凄いざわつきとなった。
ウーン、これが投信ビジネスの現状かとさすがにショックだった。 参加者の多くが若い人たちで、その大半が経営者。
みなさん押しなべて、年金の将来については真剣に憂えているものの、「では、どう自助の方策を立てていくの」までは考えていない。
たまたま自分が講師ということで、さわかみファンドの質問が出たぐらい。 それ以上は、なにも知らない。
長野県の人たちが、地元の松本に本社があるユニオンファンドを知らないなんて!!
これが、日本の投信ビジネスの現状なのかと愕然とした。 同時に、とんでもない可能性を再確認させられた一日だった。
今日から、さわかみ投信は24年目に入っていく。 さわかみファンドも間もなく20周年だ。
いつまでも現状の11万余のファンド仲間で留まってはいられない。 一気に100万人200万人と仲間が増えてもおかしくはない。
それだけの社会ニーズがあり、さわかみファンドはそれに応えるに十分の実績を残しているのだから。
さあ、今日からさらにさらに頑張っていくぞ。