いま徳島から帰ってきたところ。 いつもの朝一ではなく、今日は午後から長期投資家日記を書いています。
帰途の車中でメールを確認したら、日本株市場は派手に下げている。
中国ファーウエイの副会長がカナダで逮捕されたとかで、米中貿易摩擦がさらに深刻化するのを嫌ってのことらしい。
機関投資家をはじめとして多くの投資家は、下げの理由や要因を分析したり、今後の見通しとかの情報収集に躍起となっていよう。
われわれ長期投資家からすると、株価が大きく下がっているのが最大の情報である。
判断すべきは、その株価に対して、どう行動するかだ。 つまり、ここで買うかどうかだ。
ずっと暴落したら買おうといってきたが、今回はちょっと早いかもしれない。 どういうことか?
12月19日にソフトバンクの新規上場で、2兆6000億円もの資金調達がある。
おそろしく巨額の資金が株式市場で調達されるということで、それに見合う資金分だけ他の株が売られるということでもある。
これは、株式市場の需給を大きく崩すマイナス材料である。 よほど多くの預貯金マネーが新規に流れ込んでこないと大変である。
そう、今回の新規公開で90%は個人マネーを対象にしているとのこと。 その個人マネーは保有している株を売るか、預貯金から持ってくるかだ。
どちらも相当に無理があるというか、強引さが見え見えである。 それに個人マネーがどこまで乗るのか、興味津々である。
はっきりしているのは、株式市場の需給はかなり厳しくなるだろうということだ。
そう考えると、ちょっとゆっくり買おうかとなる。 もちろん、さわかみファンドへの入金は待つ必要はない。
できるだけ早く入金しておいてもらえると、それらが貴重な軍資金となる。 買い場は買い場なのだから。