寄付の効果と必要性について

Browse By

 【広告】さわかみグループが支援した映画「ザ・テノール」のDVDが1月28日に発売! あの感動をぜひもう一度!! 特典映像には、ベー・チェチョルさんの全盛期から病気の瞬間、復帰、現在までの実際の映像を収録。 必見です。 http://scpshop.jp/.

 今日18:45から、一番町のさわかみオフィス2階で、特定非営利活動法人「タイガーマスク基金」の勉強会があります。 (参加費無料)

 先ず、こちらから「お金をまわそう基金」の設立と公益認定に向かっている主旨と、寄付の効果や必要性について30分ほどお話しします。

 その後の1時間半は、質疑応答となりますが、相当に活発な議論が展開されるはずです。 なにしろ、タイガーマスク基金の仲間のみならず、官界や大学からの出席者も多く、いろいろな意見が出てくるでしょうから。

 寄付の文化を醸成し高めていくことは、日本社会にとっても重要なテーマであるということは、誰もが認めるところです。 実は、もっとすごい将来が待っているのです。

 いま預貯金に眠る個人マネー834兆円の、たった1%が寄付にまわったとするだけで、日本経済はどうなると思いますか? そこが、今日の主要テーマです。

 たとえば、「お金をまわそう基金」が広く世の中から寄付を集めて、お届けさせてもらいたいと提案する先は、いずれも社会の底辺とか見えないところで頑張っておられる方々ばかり。

 そういった人々の手元に、温かい支援が届けばどうなるか? いつもギリギリでやってきている生活や活動に、少し余裕が生まれるし一層の頑張りの一助となる。

 つまり、寄付された資金のほとんどは、いろいろな分野での消費に回っていく。 子供たちへの支援なら、子供たちにお腹いっぱい食べてもらう。 スポーツや芸術への支援なら、スポーツ用品や画材の購入費となっていく。

 834兆円の、たった1%でも寄付にまわれば、8兆円のほとんどが追加消費となっていくはず。 それは、日本経済を1.7%ほど成長させる要因となるのだ。

 もし、2%が寄付にまわったらと想定すると、もうアベノミクスの出番はなくなる。 民間の温かい寄付でもって、日本経済は3.4%もの成長ができてしまうのだ。

 そう考えるに、「お金をまわそう基金」が公益認定を取得する意味と意義が明確となってくる。 広く皆さんから、5千円とか3万円とかの寄付を集めさせていただくが、みなさんは寄付した分が税額控除となる。

 となると、どうせ税金で払うのなら、できるだけ多くの所得を寄付にまわして、世の中のお手伝いができれば嬉しいという考え方が広まってもおかしくない。

 これ、すなわち寄付の文化の定着である。 タイガーマスク基金の活動支援を大きく超えて、日本に寄付文化を広めるキックオフ勉強会になれば、そう強く思う。

 どうぞ、皆さん奮って今日の18時45分からの勉強会に参加してください。