会長、もっとすごいですよ

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 昨夜、もう5年以上続いている月1回の論語の勉強会が終わった後、さわかみ投信社員の佐藤がすっ飛んできてニコニコしながら、上のように叫んだ。

 今度の新著で、毎月の積立て投資の成果を書いているでしょう。 1999年の11月から今年の3月までで、合計185万円の積立て投資が332万円にもなっている。 年率の複利にすると、7.21%と文句なしのすばらしい財産づくりになっていると。

 おもしろいので計算したんですよ、2007年の7月につけた前回の基準価額ピーク時からはじめた積立て投資は、一体どうなっているかと。 そういって、佐藤はびっくりする数字を見せてくれた。

 さわかみファンドの基準価額は2万円を超えていたのが、2007年8月のサブプライム問題、そして2008年9月のリーマンショックを受けて、一時は8,295円にまで下がった。

 2007年のピーク前には、すごく多くの新規口座開設をいただいたが、とんでもない高値づかみをしたと思われがち。 その方々も、いまでは20%を大きく上回る資産増加となっている。 これから、楽しみはどんどん膨れ上がっていくはずである。

 それ以上に驚かされるのは、積立て投資をやっていたお客様だ。 ここまで94カ月間、毎月1万円ずつ定期購入してきた合計額が94万円。 それが、いまや162万円になっているのだ。 年率にすると、13.65%というとんでもない成績である。

 さもありなんと胸を張れるのは、さわかみファンドが本格的な長期投資運用を展開しているからだ。 相場の上下変動に振り回されることなく、これは応援しなければと狙いを定めていた企業の株価が安ければ、どんどん買い仕込んでいく。

 景気や投資環境が良くなってきて、にわか応援団が増えていくにつれて、応援は一時的に彼らに任せようと、薄く薄く売り上がって利益確定する。 大きく売られたら、再び買い出動だ。

 この作業を淡々と繰り返していけば、運用成績は後からついてくる。 リーマンショックのようなひどい状況に襲われたところで、長期投資のパターンやリズムは変わらない。 むしろ、徹底的に応援買いをしなければ長期投資家の名が廃れる。

 一歩も引かず、断固たる応援買いをしてきた果実が基準価額の22,711円である。 安値をたっぷり仕込んできたから、さらに上値をも期待できる所以でもある。

 さわかみファンドと一緒に歩む本格的な長期投資に、100万人200万人の人々が参加してくれたら、日本経済の健全な活性化と堂々たる自分年金づくりを実現できる。

 なにしろ、日本社会の将来にとってもっともっと頑張ってもらいたい企業を岩盤のように応援しながら、経済のパイが大きくなった結果の分け前を享受するのだから、どこにも無理がないし皆が喜ぶお金の働きなんだから。

 ここまで15年半の長期投資の実績だけでも、さわかみファンドのお客様が12万人弱に留まっている理由はない。 もっともっと多くの仲間に集まってもらいたいものだ。