さわかみグループの活動が広がっている。 みんなで、良い世の中をつくっていこうよという大筋では根っ子がひとつの企業グループだが、それぞれのビジネスならびに社会貢献活動が、どんどん広がりを見せてきているわけだ。
どれも、さわかみグループ各社に集う面々がエネルギーとバイタリティーにあふれているからこそである。 面白いじゃない、やってしまおうよで、次から次へと新しい展開を世の中にお見せしていくことになる。
昨日は、茨城県の大洗町で JPSA (日本プロサーファーズ連盟) による第19回大洗カップが開催された。 昨年に続き、さわかみグループが主催スポンサーとなった。
もとはといえば、福島第一原発の事故で風評被害が広まったり海の汚染が懸念されたりで、それまでのスポンサーがみんな降りてしまったのがきっかけ。 17回も続いた伝統ある大洗カップが、そこで途切れてしまうのかで JPSA や大洗町の間で危機感が広がった。
海に囲まれた日本で、このまま海離れが進んでいいのか。 もっと海に親しみをもって、海の恵みに感謝して暮らしていく日本の文化を大切にして良いのでは。 そういった問題意識を、それこそ世代を超えて守り育てていきたい。
ということで、昨年はソーシャルキャピタル・プロダクションが、そして今年はさわかみグループとして応援させてもらうことになった。 応援といっても、お金を出して単にスポンサーになるだけでは意味がない。
先ずは、地元の大洗町に頑張ってもらうことで、伝統ある大洗カップを盛り上げる。 地元の人々が元気に動くことで、新しいスポンサーも登場しやすくなる。
大事なのは、海と波と JPSA 大洗カップという恵みを持っている大洗町が、そのありがたさを地元経済の活性化に生かしていこうとする意識と意欲である。 本当なら、スポンサーなんていらないよ、自分たちで開催してやるというぐらいの誇りと盛り上がりがあっていい。
そういった自助自立の町興しに貢献できることにこそ、さわかみグループは意義と夢を感じるわけだ。 もちろん、300万人前後いるといわれている日本のサーファーたちの頂点にある、 JPSA の全国大会が一層の盛り上がりを見せてもらいたい。
このように、さわかみグループの活動活発化は、良い世の中をつくっていこうよ、社会をおもしろく活力あるものにしていこうよで、どんどん広がりを見せていくことになる。
9月24日には、渋谷オーチャードホールで18時からオペラコンサートが開かれる。 これは、さわかみオペラ芸術振興財団のホームページを見てもらったらわかるが、日本にオペラ文化を広げていく新しい仕組みの第一弾である。
10月11日からは全国の主要映画館で The TENOR という映画が公開される。 われわれも深く絡んでいた実話をベースに、自分でいうのもなんだが芸術性の高い映画が出来上がった。
日韓とか日中で政治やマスコミはあれこれと騒がしいが、そこから離れて人々のつながりや友情は一杯ある。 われわれ一般庶民のレベルで、いくらだって友好関係を築いていける。 そのシンボルになる映画であると自負している。