新年おめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。
今年はいよいよ金融バブルが大崩れし、われわれ本格派の長期投資家が輝きを増す展開となっていこう。
大崩れがいつ始まるのかは、まさに神のみぞ知るのところ。 おそらくだが、暴落はもうそう遠くないだろう。
大体からして、このまま金融バブルが膨れ上がり続けるなんてことなど、あり得ない。
バブルはバブル、いつか必ずはじけ飛ぶ。 それだけは、はっきりしている。
もっとも、コロナ感染がピタッと収束して、世界経済がすさまじい勢いで回復してくれるのなら話は別だが。
たとえば、昨年のマイナスを挽回するどころか、2019年をも上回る水準にまで世界経済が復調してくれるとか。
そんなウソみたいな状況好転の場合でも、さらなる高値追いどころか、現在の株価水準がどこまで維持できるかは、わからない。
それほどまでに、このカネあまりバブル相場を、多くの投資家が高値を買い上がってきているのだ。
逆に、どこかでバブルが崩れ始めるのは、容易に想像できる。 早い話、ちょっと売りが出ただけで、たちまちバブルの熱狂は消え去る。
バブルって、いつでもそんなものである。 もともと中身がないところを、買って買いまくってきたわけで、急転直下は避けようがない。
そうなって来てからだ、われわれ本格派の長期投資家が忙しくなるのは。
先ずは、バブル崩壊の修羅場からは一歩も二歩も離れていたから、暴落相場で泡食って売り逃げに走る必要はない。
それどころか、暴落相場の安いところを買いに行ける。 とはいえ、買うのは厳選した企業の株式だけである。
それもバブル経済に踊っていた企業ではなく、実体経済をベースに事業を地道に展開している企業だけだ。
なかでも、信用収縮や金利上昇という、これまでとは正反対の経済現象が襲ってきても、平然と乗り切れていける企業だ。
そう、カネあまりバブルでは疎んじられてきた、まともな企業リサーチがフル回転となるのだ。
こう考えてくると、多くの投資家はバブル崩壊で大損を抱えて、売り逃げに右往左往するだけで、なにもできない。
一方、ここまで満を持してきた、われわれ本格派の長期投資家の独壇場となろう。
すごいチャンスが押し寄せてくるのだ、忙しくなるよ。