取引所が3年や5年ぐらい閉鎖されても

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今日の東証のシステムダウンで、その昔バフェットさんが言っていたことを思い出した。

株式市場が3年とか5年とか閉鎖となっても、まったく問題を感じない。 その間に売らなければいいいのだからと、言い切っていた。

これぞ、長期投資家の真骨頂だと、いたく感動したことを覚えている。 長期保有に耐えられる企業にのみ投資していれば、そうなる。

ところが多くの投資家は相場変動に敏感で、ちょっとした下げがあると、もう浮足立ってしまう。

ヤバい、売らなければ。 このまま下がり続けると、せっかくの儲けも吹っ飛んでしまう。 そういった大慌てに陥る。

その点、長期視野でみても投資価値が高まっていくであろう企業を選んで投資しておけば、何の心配もいらない。

ウォーレン・バフェット氏は全米最高の投資家といわれており、長期投資の権化みたいな人だ。

その彼が、株式市場が閉鎖になっても俺は困らないよといっていた。 それを聞くと、なるほどなと思う。

実際、われわれの長期投資でもドタバタ売買を繰り返してはいないから、株式市場の閉鎖なんて「へー、そうなの」ぐらいの反応だ。

これが、短期投資家やディーリング運用との違いである。 彼らは、株式市場が閉鎖となったら、即座に飯の食い上げである。

こう書いてはきたが、ずっと長くバフェット氏の運用を見ていると、見切りをつけたときは案外とバッサリ売ってくる。

そんな時に株式市場が閉鎖していたら、彼はどうするのだろうと、素朴な疑問を感じたりする。

今日は、そんなことを考えていたってわけ。

★補足:投資信託においては、受益者の方々の売買にお応えする必要があるため、3~5年も市場がクローズしたら大変な事態と言えます。 同時に、割安時に積極的な買いを入れる長期投資(投信の運用)においてもまた問題です。 企業と向き合う姿勢として、3~5年程度の期間でドタバタすることはないという今回のブログですが、現場では迅速かつ丁寧に対応策を施しています(さわかみ投信)。