米国で最も尊敬される投資家といわている、
ウォーレンバフェット氏は筋金入りの長期投資家として知られている。
彼の代表的な言葉の一つに、
株式を買った後で株式市場が3年や5年ぐらい閉鎖されても構わないというのがある。
株式投資は企業の利益成長機会に参加することだから、買った株はずっと持っておればよい。
長く持っている間に企業の方はどんどん業績を伸ばし利益を積み上げるから、
それに応じて投資価値は放って置いても高まっていくはず。
つまり、投資収益は時間の経過とともに積み上がっていくと考える。
したがって、株を買った後に株式市場が閉鎖となっても別に構わないのだ。
企業の利益成長が続いている間ずっと持っていればよいのだから、売ることなど意識する必要などない。
そう言い切ってしまえるところに彼のすごさがある。
ひるがえって、一般の投資家の株価意識の強いこと。
株を買って株を売ることで値ざやを抜こうとすることに躍起となっていれば、
日々あるいは時々刻々の株価変動に血眼になるのも仕方ない。
しかし、それは株式のディーリングであって、投資ではない。
投資は未知の将来に向かってお金を放り込んでいく作業だから、
日々の株価を追いかけても意味がない。
やはり、将来価値の高まりを期待できるものを買って、ずっと持っている姿勢が問われる。
どうせ買うのなら、今のような株安時のほうが賢明である。
心配は要らない。
どっしりした長期投資でバフェっとさんは4兆円とも5兆円とも言われる資産を築き上げた。
大事なのは、長期で利益成長してくれる企業を見つけることである。