コロナ危機からの脱却が、これから問われる。 いましばらくは、国の緊急対策に期待するとしても、いつまでも頼ってはいられない。
いつの非常時からの立ち直りでも、自助意識の高い人たちから順に浮上していく。 それは、どの歴史でも証明されている。
経済は生き物であるから、自助更生の意思と意欲の差が歴然となっていくのは当然のことだろう。
お店の商売でみると、客席にスペースを空けるとかの制約は残るものの、だからといって皆が同じように客足の戻りが遅々としているのを甘受しているはずもない。
いろいろ工夫を凝らして、すこしでも売り上げを伸ばそうと努力を重ねるところは必ず出てくる。
そういった、たくましいお店の意欲には自然と勢いがついてくる。 この違いが、周りを引き離すことになっていく。
企業でも同様である。 緊急事態が解除されましたね、ではここから順次もとのオペレーションに戻していきましょう程度の経営感覚では困る。
もちろん、需要はそう簡単には戻ってこないかもしれない。 生産体制の復旧も時間がかかるかもしれない。
だからといって、そういった「できない理由」を並べているところは、二流三流の企業に留まるだけのこと。
この段階で、復旧後そしてその先を見据えてガリガリ動いている企業とは、やはり大きな差となっていく。
では、一般生活者としては、どんな対応が求められるのだろうか? ここで、しっかり自助の行動に出る人と、何もしない人とでは、決定的な違いとなっていく。
以前から、なにもかも国頼みにしていると後で苦しむよと繰り返してきた。 それを、さらに強く主張したい。
個人個人が自助意識を高める? そうだ、自分も頑張って働くが、お金にもしっかり働いてもらうのだ。
いつなん時でも、まじめに働くのは、生きていく上での原点である。 そこへ、お金の働きを加えてやろう。
お金にも、まじめかつ地道に働いてもらうことで、もうひとつの収入源を確保するのだ。
自分の働きと、お金の働きとでもって、堂々と生きていく。 年金とかは、もらえれば儲けぐらいの位置づけにしてしまえれば、どれだけ安心か。
そう、一刻も早く預貯金を引き出して、本格的な長期投資にまわそう。 さわかみファンドを買っておこう。
悪いことは言わない。 長い長期投資の経験から、強く強く提唱したい。