投資というとすぐ、リスクが多いとか不安だとかいった、ネガティブな反応が返ってくる。
これって、ただ単に先入観でそう思い込んでいるだけじゃないのかな。 それと、誤解だ。
先ず、誤解からみて見よう。 一般的に投資と思い込んでいるのが、株を買って儲けようとすることだ。
これは、当たるか外れるかの博打と同じである。 したがって、長いめでみると50%のリスクがある。
つまり、先入観どころか、リスク半分というのは正しい。 だから、そんな当たり外れのギャンブルは避けた方がいい。
そう、株を買って儲けようとか、ひと財産つくってやろうとするのは、博打であって投資ではないのだ。
世の多くの投資家は、機関投資家を含め、この「投資もどき」で悪戦苦闘している。
それが故に、投資は難しいとかリスクが多いと嘆くわけだ。 ギャンブルをやっているのだから、嘆いても仕方がないことなんだがね。
では、投資とはどんなものだろう? 世の中のため、人々のために、お金をまわさせてもらうことだ。
大事なことは、こういった方向でお金に働いてもらおう、それでもって「より良い世の中づくり」に貢献する。
そういった信念と意思を前面に出すこと。 儲けようとはしないが、あとで儲かってしまう。 そんな図式だ。
つまり、皆が良くなって「ありがとう」という言葉とともに、投入したお金が殖えて戻ってくる。 それが、投資というものである。
そもそも、事業を興すのも発展拡大させるのも投資である。 国が産業インフラを整備したりするのも投資である。
さわかみファンドのように株式市場で企業を応援しようとするのも投資なのか? もちろん投資である。
なぜなら、多くの投資家(?)が情け容赦なく売り叩いている暴落時に、その企業の株主となろうとするのだ。
儲けよう儲けようとする一般の投資(?)とは、まったく違うよね。 暴落時に敢えて応援買いに入るのだよ。
企業にとっては、自社の経営の方向性を理解してくれて、株主となってくれるのだ。 同じ事業目的を追求する仲間だ。
それも、株価が大きく売られている時に、頑張ってと言いながら応援株主として登場するのだ。 ありがたい存在である。
応援に応えて企業が頑張れば、そのうち業績も伸び株価も上がってくる。 つまり、投資のリターンは後からついてくる。
こう考えてくると、本当の投資ってリスクとか不安とかの意識は、どこにもない。
ひたすら、より良い世の中をつくっていくため、お金にしっかりと働いてもらおうとする。
良い世の中が出来ていくと同時に、金銭的なリターンも後からついてくる。 そんな感じだ。