どっちにしても、バブルは弾ける

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連日のウクライナ情勢にヤキモキさせられている横で、資源の供給ネックが相次いで報道され出した。

原油やLNG、あるいは小麦など食料の供給だけではない。 パラジウムとかの金属資源も供給難に陥る可能性が出てきているとのこと。

そういった供給ネックと価格高騰は抱き合わせとなる。 つまり、コストプッシュ型のインフレ要因が目白押しなのだ。

エネルギーや金属資源の供給増加を期待するには、巨額な投資が求められ、なおかつ相当の期間がかかる。

食糧の増産にしても、次の収穫期まで待たなければならない。 それまでの間は、食糧不足に苦しむことになる。

ということは、コストプッシュ型のインフレは一時的なものではなく、案外と長引くことになる。

資源や食糧など実物価格の上昇傾向は、市場での取引き金利の上昇を誘引する。

市場金利の上昇は、低利回り債券の見切り売りを招く。 それと同時に、金融マーケットは足元から崩れはじめる。

さしもの金融緩和バブルも、この流れには勝てない。 債券市場はもちろん、株式市場も大きく崩れていく。

なにしろ世界のカネ余りは、資源や食糧などの供給不足に向かって、投機熱をどんどん高めていくのだから。

ひたすらマネーを追いかけるだけの金融バブルとは違って、こちらは実物資産への投資であり投機だ。

対象がはっきりしているから、マネーは集中しやすい。 したがって、思いもよらぬ価格高騰もあり得る。

当然のことながら、金利も相当に跳ね上がる。 つまり、金融緩和バブルの終焉だ。

機関投資家はじめ多くの投資家は暴落相場に直面して、収拾のつかない大混乱に追い込まれよう。

その点、われわれ本格派の長期投資家は落ち着いたもの。 いつも実体経済に足を下ろして、そこから一歩も離れない。

だから、マネーが実物資産に向かい出すのは、待ってましたの流れとなる。

世の一般的な投資が悲惨な状況に追い込まれていくのとは、好対照となる。

もっとも、われわれのがホンモノの投資であって、マーケットでの価格変動を追いかけるだけの「投資もどき」とは、そもそもが違う。

ホンモノが世の認めるところなるだけのことだ。

―― 来週の月曜日~水曜日は出張なので、次回の長期投資家日記は3月10日になります。