新著、24日か25日には書店へ

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いま最終版のゲラをチェックし終わり、いよいよ印刷所へ。 ようやく、一段落。

書店には、24日か25日には並ぶようだ。 自分でいうのもなんだが、できるだけ多くの人に読んでもらいたいもの。

理由は簡単で、ここから5年ほど世界経済は大荒れし、ほとんどの運用が吹っ飛ぶと思われるからだ。

唯一の財産と生活を防衛していく手段として、本格的な長期投資の存在感が一気に高まるだろう。

だから、できるだけ早く、できるだけ多くの人たちと、本格的な長期投資の道を力強く進んでいきたいと願う。

世界経済は荒れる? 今はひどい状態にある世界経済も、コロナ後は急速に復活する。 そして、そのまま強烈なバブルに突き進む。

2年もしないうちに、バブルは崩壊し世界のマーケットも経済も大混乱に陥る。

今度は、そこへ金利上昇とインフレが襲ってくる。 マネタリズムとか金融の時代で浮かれてきたが、その最終章だ。

大荒れと大混乱の中から、需要と供給に基づく当たり前の経済、すなわち実体経済をベースとした経済活動が主役として戻ってくる。

そこに至るまでの間に、ほとんどの投資が悲惨な状況に叩き込まれよう。 そのあたりを、新著では書いておいた。

まず、債券投資だがゼロ金利やマイナス金利で、もうこれ以上の価格上昇の可能性は期待できない。

それどころか、1983年からの上昇相場で債券保有者は世界に溢れ返っていて、ひとたび売りの連鎖が始まったら修羅場どころの話ではない。

次に、ちょっとばかり利回りの期待できる金融商品も、この5年の間の信用収縮や金利上昇で、ズタズタになってしまうだろう。

世界のREIT(不動産投資信託)も、金あまりバブルに乗って商業用不動産が買われてきた。

これだけのゼロ金利下、REITの利回りが比較的良いからと大ブームとなってきたが、金利上昇の津波には押し流されよう。

株式投資も、インデックス運用はここから5年ほどは、冴えない成績に終始しよう。

バブル崩壊、評価損と債務超過、不良債権、信用収縮、金利上昇、インフレといった一連の流れで、多くの企業が淘汰されていく。

インデックス運用は、玉石混淆の銘柄組み入れだから、企業の間で適者生存の嵐が吹き荒れている間は、もうどうにもならない。

10年以上の保有を頑張り通せるなら、インデックス運用もまだよしだが、われわれの長期投資とは大きな成績差となろう。

そんなわけで、われわれの本格的な長期投資が、この5年間もその後も、大いに存在感を示すことになろう。