心あるお金でもって中小企業支援

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今日は18時半から、新しい中小企業支援の仕組みの記者会見と懇談会。

年商が50億円に満たない中小企業には誰も手を差し伸べない。 大して儲からないからというのが、その理由。

ところが、そういった中小企業は数からいっても圧倒的に多く、日本経済にとっては宝のような存在である。

その宝ものが、どんどん失われていっているのだ。 親父の高齢化とか、後継者がいないとか、資金繰りがつかないとかで、事業をたたむケースが後を絶たない。

日本経済の岩盤をなしている中小企業が消滅していくことは、日本の将来にとっても大きな損失である。

儲からないとかいっている暇はない。 できるだけ早く、1社でも多く支援させてもらわないと、日本経済の底辺が崩れ落ちてしまう。

かといって、信金など金融機関の支援には、どうしても資金回収の計算が入ってくる。 担保価値とか、返済スケジュールとか。

それが故に、金融機関の収支計算に沿わない大半の中小企業は放ったらかしにされたまま、次々と消えていくことになる。

であるならば、われわれがそういった中小企業を支援すべく、経営全般から資金繰りまでお手伝いすればいい。

それぞれの企業が持っている強み、技術力や製品の特殊性や研究開発力などを生かしてもらいつつ、不足している部分をサポートする。

資金繰りに関しては、「こういった企業がなくなっては困る。何とかしたい」と思う人たちに、少人数私募債などを購入してもらう。

大事なのは、そういった思いや心を共有できる人たちを、中小企業の支援に集結させることだ。

世に一般的な、儲けたい意識がギラギラと前面に出たり、資金回収を万全にしたいといった計算づくの資金とは一線を画す。

「こういった中小企業には、なんとしても頑張ってもらいたい」といった大義に、資金を出そうじゃないかという人達をグルーピングしていく。

この構想は20年前から温めてきた。 ここきて、ようやく日本のあちこちで心ある資金の出し手となれそうな人々が増えてきた。

それが、今回の立ち上げである。 ほんの一部の方々にご案内しただけだが、もの凄く反応はいい。

心あるお金の出し手が、あちこちにいる一つの表れと、思いを強くしているところである。