マーケット、すこしばかり荒れ模様ですな

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NY株式市場は、2日間で1300ドルほど下げた。 主体性がないことでは天下一品の日本株市場の下げもきつい。

機関投資家はじめ、多くの投資家は、この先どうなるのか、不安と緊張感が入り混じった状況にあろう。

かりに、この先もう一段の大きな下げに見舞われると、「魔の10月」の連想が投資家を襲うことにもなりかねない。

1987年10月のブラックマンデーに代表されるように、10月はしばしば暴落相場に見舞われる。

それもあって、投資家全般の心理は今回の下げを引きずって、10月中は警戒と様子見の姿勢を強めるのだろう。

われわれ長期投資家からすると、大きく下げたところはゴキゲンで買っておく、そのスタンスでいくだけのこと。

いつの暴落相場も、派手に買い上がった挙げ句のスピード調整という面をもっている。

同時に、熱気だけで買い上げられてきた銘柄群に対し、冷や水を指すように冷静な価値判断が問われだす。

それは、株価が上昇しているという流れに乗って買い気を強めてきた一般の投資家にとっては、突然に梯子が外されたようなもの。

彼らからすると、相場上昇という買いの根拠が蒸発し、高値で買ったポジションを抱えて、どうしようか悩ましい局面に放り込まれてしまった。

しばらく下げ模様が続くと、彼らは買いポジションを投げざるを得なくなり、さらなる下げ相場を形成することにもなる。

一方、常日頃から銘柄の取捨選択に重点を置き、安ければ買っておこうとする長期投資家にとっては、ゴキゲンの買い増し場面となる。

この先、どんな相場展開となっても構わない。 上がればそれで良し、ズルズル下がれば、どんどん買い増しておけばいい。

相場動向を読むことに神経をすり減らすこともない。 これが、投資対象銘柄を厳選している長期投資の強みである。

というか、われわれ生活者にとって大事と思われる企業の株価が、投機の玩具にされているのだ。

情け容赦もなく売られているのを、みて見ぬふりはできない。 ここは応援どころだと、買いを入れない理由はない。