10年後に輝いていられるか?

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われわれ長期投資家はいつも10年ぐらい先までを、一括りにして考える。

その間に起こりうる損失リスクはすべて削ぎ落とした上で、なにとなには投資できるかを考えるわけだ。

ここから10年の間に起こるであろう投資リスクの最たるものは、金利上昇がもたらす価格変動だろう。

先ずは金利上昇だが、米国の中央銀行であるFRBの出口戦略や、ヨーロッパ中央銀行の金融緩和打ち止め策に見られるように、これからどんどん顕在化してくる。

となると、債券価格は下落の方向にあり、それが一層の金利上昇と債券売りを招くスパイラル循環も、いずれ本格化する。

また金利上昇は、ヘッジファンドをはじめとして世界のマーケットを振りまわしている短期のディーリング投資家達を窮地に追い込む。

彼らは高速売買で小幅なディーリング益を積み上げていこうとするが、金利コストの上昇がそれを追い付かなくさせてしまうからだ。

そうなってくると、海外の高利回り物に群がっている既存の投信の大多数が成績の大幅な悪化に追い込まれる。

もちろん、株価にも大きな影響が及ぶ。 金利上昇でビジネス環境が悪化する業種は多く、関連企業の株価は大きく売られよう。

すると、そういった企業をも投資対象としているが故に、インデックス運用やETF は低迷を免れない。

そうなってくるにつれて、われわれのような本格派の長期投資ファンドは、どんどん輝きを増す。

なにしろ、金利上昇がもたらす価格下落を読み込んだ運用をしているから、他が沈んでいく中をひとり浮いていることになる。

いまのうちから、さわかみファンドをどんどん買い増ししておくのが一番である。