先の見通しが立たない時ほど、投資のチャンス

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この1カ月ほど、株価全般はやや下げ気味で、かつ方向感のない小幅な値動きに終始している。

米トランプ大統領による強硬な保護貿易主義政策が、経済や株価の先行きを不透明にさせているのが主因だ。

こういった先行きの見通しが立たない時は、一般的にどの投資家も様子見に徹しつつ、情報集めに力を入れる。

情報集め? そう、トランプ政権は秋の中間選挙を意識しているのは明白。 だから、中間選挙の見通しに神経を尖らす。

また、各国が米の保護主義に対抗して輸入制限に走れば、世界貿易の縮小と世界経済の成長率低下を招く。

それが、どのような数値になるかの予想を立てるのに、機関投資家などは躍起となるわけだ。

われわれ長期投資家は違う。 情報集めよりも、買い場の模索と買うべき銘柄の選別に徹する。

考えたらわかるが、多くの投資家が様子見と情報集めに走っているということは、いずれ買い参加しようとしているからだ。

もし売るのなら、なんの躊躇もなく売っているだろうから、株価は大きく下がっているはず。 ところが、大きく売り込まれていない。

ということは、世界の投資家はまだまだ買い意欲が旺盛であり、いずれはガンガンの買いを入れてくるはず。

だから、われわれ長期投資家は彼らが強気を取り戻して買ってくる前に、たっぷりと仕込んでおこうというわけだ。

もちろん、そのあたりは、さわかみファンドの運用サイドがしっかりやってくれる。 だから皆さんは、ファンドをどんどん買い増ししておけばいいということになる。

見通しが立たない時ほど、あれこれ考えず、さわかみファンドの買い増しに徹しよう。