今日は朝から、じりじりと下げている。 それをみて、過熱感からの売りが出ているといった報道が流れている。
ま、そんな相場感触なんだろう。 ここまでの強烈な上昇相場の余韻もあって、みな落ち着いたものである。
なにしろ、投資家も市場関係者も、高市政権からの株高フィーバーに酔っている。
そこで、「ちょうどいい、お湿りだ」といった感じで、今日の相場を余裕綽々で眺めている。
多くの投資家や市場関係者たちが、株式市場はまだまだ上があると信じて疑わない。
それもあってか、「ここは売っておこう」「そろそろ、売っておいた方がいい」といった投資行動が、まったく見られない。
誰も積極的に売らなければ、マーケットは下がらない。 むしろ、まだまだ上昇相場は続くのではという雰囲気を醸し出す。
そんな株式市場だが、お湿りが続いているうちに、場味が変わってしまうこともある。
多くの投資家や市場関係者たちがガンガンの強気を張っているのも、株価がまだまだ上がるだろうという想定での話。
ところが、想定していたように上がってくれなくなってくると、マーケットの雰囲気はたちまち変わる。
先ずは、外資系などの目ざとくて瞬発力のある投資家たちの間から売りが出てくる。
そういった売りに対し、まだまだ強気の投資家たちが買い向かえば、高値もみ合い相場という展開となっていく。
逆に、買いがさほど入ってこないとなるや、あちこちから売りが出はじめる。
その段階では、まだパラパラ売りといった程度だが、時間が経つにつれて下げの幅が大きくなっていく。
そこからだ、本格的な売りが出てくるのは。 投資家たちは一刻も早く売ろうと、次々と売り注文を出してくる。
ちょっと前までの強烈な上昇相場で、買って買いまくる展開となってきたから、いくらでも売りが出てくる。
いわゆる暴落相場突入である。 そこから先は、別の機会に書こう。
ひとつ問題提起しておきたいのは、機関投資家を筆頭にこの43年間の上昇相場しか知らない投資家ばかりだということ。
暴落相場や本格的な下げ相場を知らないから、収拾がつかないような売り逃げマーケットとなろう。
いずれ来る暴落相場は予測できても、そこで発生する大混乱は想定すらできない。
株価はじめ金融商品の価格は底なし沼を沈んでいくのだろう。 それだけは、はっきりしている。
