日経平均株価は今朝1400円ほど上がって、あっという間に、66000円台をつけてしまった。
凄まじい株高ということだが、ずっと前から指摘されているように、一部の企業の株価が上がっているだけのこと。
日経平均株価を算出するにあたっては、上位4銘柄のウエイトが合計36.3%にもなる。
そこへ最近株価が急騰しているキオクシア株を足すと、38.5%のウエイトとなる。
つまり、アドバンテスト、ファーストリテイリング、ソフトバンク、東京エレクトロンにキオクシアの5銘柄で、日経平均はどうにでもなるのだ。
ちなみに、マーケット・エッセンシャルによると、年初来、日経平均は15000円近く上昇した。
それに対し、日経平均採用銘柄のなんと36.2%は下落しているのだ。(5月25日現在)
そう、年初から株高だと大騒ぎしてきたが、上がっていたのは3分の1で、下がっていたのも3分の1あったわけだ。
ということは、日経平均株価が日本株全体の指標とは、とうてい言えない。 それが現実である。
さらにいうと、生成AIや半導体関連株への過度な投資熱(投機熱)でもっての株高現象にすぎない。
われわれ本格派の長期投資家からすると、こんなものバブル投機であって、どこかで崩れるだけのこと。
ところが、ガンガンの強気で買っている投資家たちからすると、バブルなんて意識はこれっぽっちもない。
なにしろ、生成AIや半導体の分野は業績の急拡大が続いているから、まだいくらでも買えるとなる。
まあ、相場のことだから、どうなるかなんてわからない。 はっきりしているのは、どういう投資スタンスを守るかだ。
もちろん、証券など金融機関や市場関係者たちからすると、この株高にそれ行けどんどんである。
マスコミなども株高の大合唱を繰り返している。それらガンガン強気に、投資家は踊らされてはいけない。
ディーラーや短期張りの投資家は、この相場にトコトンついていって、値幅取りに明け暮れればいい。
一方、投資家はどこかで売って投下資金を回収し、利益確定してはじめて目的達成である。
ずっと上昇相場についていって、そのまま天井を迎えて暴落相場に大慌てとなるなんて最低である。
さあ、ここから先、どんなドラマが見られるか、大いに楽しみとしよう。
