ずっと身を置いてきた株式市場だが、基本的には楽観のかたまりといっていい。
先々の儲けを期待して、多くの投資家たちが群がり集まってくる。 どの投資家も楽観そのものである。
この先、損しそうだ、絶対に儲かりっこないと思えば、誰も投資などしない。
やはり、儲かりそうだ、一儲けできると思えばこそ、マーケットに飛び込んでくるわけだ。
現に、昨日そして今日あたりの値動きを見ていると、間もなくイラン情勢は落ち着くだろうの期待で上げている。
トランプという突然なにを言いだすか知れない世界最高権力者が、対イラン攻撃の鉾をどう収めるのか。
普通だったら、彼が何をしでかすか知れないという警戒感で、持ち株は売っておこうという投資判断が出てきてもおかしくない。
つまり、売り先行のマーケット展開となってもいいはず。 なのに、現状は買い先行となっているのだ。
マーケットとしては、TACO (トランプはいつも腰砕けとなる)の読みに傾斜しているんだろう。
ともあれ、そのあたり実際どうなるのかは、2~3日もすれば、はっきりしよう。
彼がとんでもない愚行に走ったりすれば、中東は火の海となり石油はじめ世界経済には大打撃となる。
そうなれば、マーケットは大暴落となって、投資家たちは右往左往の大混乱に追い込まれるのは想像に難くない。
なのに、日本はじめ世界の投資家たちは、TACO に賭けているわけだ。 すごい楽観である。
もっとも、昔から相場のことは相場に聞けといわれているのも事実。
もしかして日本はじめ米国の株価は、トランプが打ち出すであろう手を先読みしているのかもしれない。
まあ、どうでもいいことだ。 われわれ本格派の長期投資家からすると、分からないモノには手を出さないが鉄則である。
こんなところで、どう転がるか知れない先行きに賭けるなど、愚の骨頂である。
それよりも、大きく下がったところで、おもむろに買い出動する方が、よほど思い切った勝負ができる。
暴落せずにどんどん上がっていったら? やはり、追いかけはしない。
上がったものは下がる。 どこかで暴落が来るまで、のんびり待つだけのこと。
それが、本格的な長期投資というものである。
