売っておこう

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米国とイランが2週間の停戦に合意したことで、日米とも株価は大幅に上昇している。

その直前までの下げ相場で、しまった売りそこなったと泡を食っていた投資家にとっては、絶好の売り場となろう。

もちろん、まだまだいけると強気の投資家は、どうぞお好きにやってくださいだが。

相場のことだ、この先どうなるかは誰にもわからない。 それこそ、神のみぞ知るの世界。

はっきりしているのは、この1か月余りのイラン爆撃と、その反撃によって世界の供給網が相当に被害を受けたことだ。

たとえば、世界有数の規模を誇るカタールのLNG 施設は、修復までに3~5年かかるという。

あるいは、ホルムズ海峡の閉鎖でアラビア海からの船舶輸送がストップしたままであること。

それによって、石油やLNG などの燃料、ナフサを中心とした石油関連原料などの世界への供給が滞っている。

それらの事実は、これから間違いなくエネルギーや石油関連製品の価格高騰につながっていく。

いつの供給ネックでも、それが経済の現場に及んでくるまでには、それなりの時間がかかる。

その間隙を突いた株価の大幅上昇が、この数日みられるだけのこと。 そんなものに浮かれてはいられない。

われわれ本格派の長期投資家からすると、今後のインフレ動向や金利上昇を、しっかりと見据えておきたい。

もちろん、2週間の停戦後に、どんな展開となっていくのかにも要注意だ。

さらに爆撃ともなれば、それこそ第3次石油ショックにつながっていきかねない。

そんな意味でも、この戻しは絶好のチャンスと、売れるものがあれば売っておけだ。