前日の信じられないほどの暴騰の後だから、さすがに今日は下げるだろう。
そう思いきや、わずかばかり下げた後、しぶとく高値圏に張り付いている。
半導体とかAIとかの分野の株式が、どれもこれも凄まじい勢いで買われている。
その買われっぷりをみるに、すごいなと感嘆符をつけて眺めるぐらいしかない。
ガンガンの強気で買っている投資家たちからすると、この勢いに乗らない理由はないということだろう。
このあたりで売っておけば、素晴らしい利益確定ができる。 だが、彼らの大半は売る気などさらさらないようだ。
だから、凄まじい上昇が続いているのだ。 そして、そのまま暴落を迎えるのだろう。
考えるまでもなく、ファンダメンタルズの悪化が表面化してくるのは、いよいよこれからだ。
株価はイラン紛争の早期解決を囃していて、それに乗って投資家たちは買いまくっている。
しかし、原油や石油関連製品の物流が元に戻るまでには、相当の時間がかかる。
ホルムズ海峡に閉じ込められて、ペルシア湾に滞留している船籍は1500とも1600ともいわれている。
それらが仕向け地に到達するまでには、ホルムズ海峡を解放された後も数週間はかかる。
その間、原油や石油関連製品の供給減がずっと続くわけだ。 その影響は世界全体に及んでいく。
それらが世界貿易の縮小とインフレ要因となって、顕在化してくるのはその先だ。
まだまだ世界は、最近までの低インフレに高を括っている向きが多いのも事実。
しかし、今回のイラン紛争を発端として、案外と根の深いインフレ要因となっていこう。
ちなみに、もうすでに肥料などの供給減で農産物への影響が懸念されはじめている。
そこへ、今年は南米ペルー沖で発生するエルニーニョ現象は、かなり大きいと伝えられている。
これから、時間の経過とともに世界各地でインフレ台頭の声が上がってこよう。
われわれ本格派の長期投資家からすると、こんな株高に踊っている投資家たちの気が知れない。
もっとも生成AIとかの分野は、インフレ要因など蹴散らす勢いで株価上昇が続くのかもしれない。
しかし、世界経済全体でみると、じわじわと高まっていくであろうインフレ要因は無視できない。
必ずや、金利上昇を伴って企業業績の足を引っ張ろう。 もちろん、株価全般にとってはマイナスだ。
ここから、じわじわと表面化してくるファンダメンタルズの悪化には、要注意だろう。
