日経マネーの特集で、セゾン投信の中野社長と対談した。 すごく面白い展開となっていった。
出だしは、毎度のこと。 「若い人たちの間で投資への関心が高まっているね。 とはいえ、」から対談は進んでいった。
預貯金ではダメだ、投資しなければ、というところまではきている。 問題は、そこからの一歩がなかなか踏み出せない人が大半。
投資は怖い、難しい。 やらなければいけないと思ってはいるけど。 けど、けど、のオンパレード。
そこから先は思考停止に陥ってというか、考えることもうやむやにして、そのまま預貯金に寝かせた状態を続けている。
そこで、二人の間でごく自然に出てきたのが、「もういい。投資なんて考えなくても、黙って投信を買っておこう」だ。
そもそも、さわかみ投信もセゾン投信も、ごく一般の人たちのために立ち上げたもの。
別に投資とか難しいこと考えなくとも、預貯金感覚で投信を買っておけばいい。 それだけで、財産づくりになってしまう。
投信とは、もともと一般生活者の財産づくりをお手伝いすべく、自然発生的に生まれ育ってきた最高の投資商品である。
既に、さわかみファンドは19年、セゾンファンドは12年の実績を誇っている。 成績も文句ない。
だったら、手前味噌に聞こえるかもしれないが、さわかみやセゾンのファンドを買っておけばいいだろう。
そんな展開で、対談はどんどん進んでいった。 われわれがやっている一般生活者のための財産づくりサービスは、海外にもないすごいものなんだよという方向に。
たとえば、海外には誰でも1万円から買える手軽な投信なんてない。 ましてや、積立て購入制度もない。
こんなにも庶民的な、それでいて運用哲学も長期投資の姿勢も確固としている投信が、19年12年の実績を積み上げているのだ。
投資がどうのこうのなんて企画よりも、黙って投信買っておけとなって当然という結論となっていった。
さわかみもセゾンも、そう言い切れるだけの覚悟と渾身の努力で、誰もついてこれない年月を積み重ねてきたのだから。