さわかみグループの前身となる、さわかみ投資顧問株式会社が設立されて22年が過ぎた。
今日からは、いよいよ23年目の活動に入る。 グループでは現在、8社と3事業部門を抱えるまでに発展してきている。
それらが、どう独自かつ有機的にグループを構成していくか、そしてそのスピードをどう上げていくかが23年目の課題である。
良い世の中をつくっていこうよ、世の中を面白くしていこうよ、がグループ全体の共有テーマである。
そのテーマに沿って、結構いろいろやってきた。 日本で初めて直販の投信を立ち上げ、メガファンドに育てた。
世界で初めて投信の積立て購入制度というものを編み出して軌道に乗せ、それが今年からの「つみたてNISA 」制度につながっている。
世界で唯一、個人の長期投資家と長期経営を指向する企業とが集う場となっている、運用報告会をずっと続けている。
さわかみファンドの独壇場ともなっている、10年以上ファンドを保有しておられる顧客との、ファンド仲間感謝会を毎年開催。
長いこと続けている企業の工場訪問ツアーは、いつもすごい人気で抽選がますます厳しくなっている。
直販投信各社の立ち上げをお手伝いし、いまや8社13本のファンドが全体で1兆円を超す規模になってきている。
韓国で初めてかつ唯一の直販投信の立ち上げをお手伝いし、ずっと友好関係を続けている。
投信以外にも、さわかみ一般財団が熊野古道の修復を毎年やっており、回数でも内容でも他社のメセナ活動を圧倒している。
その間には、熊野古道が世界遺産に登録されて企業のメセナが殺到し、1年だけお休みを薦められた。
福島の原発事故で海が汚れたという理由で、日本プロサーフィン連盟が長年やってきた大洗大会が中止となりかかった。 だが、海を守り伝統の大洗大会をなくすわけにはいかないと、さわかみグループが単独スポンサーに。
その後、ずっとスポンサーとして支援している間に、サーフィンが東京オリンピックの公式種目になった。
韓国人テノール歌手のデビューから、ヨーロッパでの大活躍、甲状腺のがん摘出手術で歌手生命を絶たれたが、その不屈の復活を支えた日本人音楽プロデューサとの友情物語を映画化、ザ・テノールを世界に配給。
その映画がご縁で、故日野原重明先生と親しくさせていただき、先生がやっておられた75歳以上の高齢者が元気一杯に活躍する新老人の会が、弊社が借りているビルに同居。
日本におけるハワイ旅行の総元締めである、ハワイ州政府観光局もグループの一員として、10年弱のお付き合いとなっている。
オペラ財団も、お金をまわそう基金も公益財団としての活動を、どんどん活発化させている。
他にも、関西BJ リーグを支援している間に、プロ野球のドラフト選手を3名排出したりとか、数えるとまだまだある。
一つ一つはバラバラに見えるように、おもしろい世の中をつくっていこうよと仕事している間に、いろいろな実績を積み上げてきた。 今後も、どんどん増えていくだろう。
それらが、おそらくどこかで有機的なつながりを見せ始めるのだろう。 そうなってきたら、面白さが2倍3倍となっていく。
まあ、そんな感じで、さわかみグループはどんどん大きくなっていきます。 今日は、その創立記念日です。