論語の勉強会

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10年かかって、ようやく論語を読み終えた。 これだけ時間をかけて熟読すればと書きたいところだが、実情は違う。

毎月2時間を超えて、たっぷりと勉強しているが、先生の講義はせいぜい20分ほど。

大半の時間が参加者が主体となった議論に費やされ、あれこれ勝手な解釈の花が咲き乱れる。

先生の守屋淳さんが、これまた絶妙に参加者の発言を引き出してくれる。

参加者は、経営者や学者、高級役人、弁護士、社労士、公務員、サラリーマン、主婦、オペラ歌手などなど、千差万別。

いろいろな意見や考え方が飛び出てくるが、守屋さんは好きに泳がせながら、なんとなくまとめ上げていくから立派なもの。

その守屋さんが半年間の研究課題を背負ってカナダの大学へ行く。 昨晩は、その壮行会を40名ほどの参加者で盛大にやった。

面白いのは、半年間の留守を臨時の講師2人でカバーするが、臨時の先生を中心にしてこの勉強会はさらに盛り上がることだろう。

そう言い切れるのは、参加者のいずれもが主体的に生きている人達ばかりで、それぞれの意見や見解に興味を引き立てられるからだ。

そこが、普通の勉強会と違うところで、10年も続いている一番のポイントなんだろう。

ともあれ、半年後に守屋さんがカナダから戻ったら、老子をやることに6年前から決まっている。

老子の勉強に入る前の半年間、さてさてどんな議論の花が咲くことやら。 大いに楽しみである。