お金をまわそう基金 vs ふるさと納税

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 ふるさと納税という制度があるが、その社会認識はずいぶんと高まってきた。 ある自治体では、お返しの特産物が人気化して8億円も集まったとか。

 これは、大都会などに住む納税者が税金支払いの一部を、自分の指定する自治体へ向けられる制度で、どうせ税金を払うのならと人気が高まっているもの。

 その人気のかなりが、自治体から送られてくる特産物に拠っているものの、納税者の意思が反映されるという意味でもいいことである。

 一方、われわれの ”お金をまわそう基金” という財団活動は、特産物といった見返りはない。 世の中から広く寄付を仰ぐが、寄付することで人生の幅が広がっていく面白みを、たっぷり楽しもうよといった提案である。

 投資のリターンとか、特産物といった見返り(ソフトリターン)はない。 ノーリターンではあるが、寄付することによって自己充実感が高まっていく、寄付を余裕のお金をまわすという段階から、寄付を楽しむという文化の域にまで行ってしまうのだ。

 お金をまわそう基金では、当初5つの分野を定めて、寄付いただく方々にはお好きな分野を指定してもらう。 すなわち、

1.虐待児童や親のない子たちを家族として迎える ”お帰りホーム” 活動の支援

2.タイガーマスク基金に代表される児童養護施設の子らの就学就職支援

3.スポーツの底辺を広げていこう、指導者の自立を支援していこう活動

4.再生エネルギーの開発普及を支援し、地域経済を活性化していく活動

5.日本の伝統技術や文化を守り育て、世界に発信していく活動

 世に一般的な寄付と全く違うのは、皆さんからの寄付が100%まるまる指定先へ届けられる点である。 一般財団法人お金をまわそう基金の運営費用は、全額がさわかみ財団からの資金拠出で賄われるから、寄付いただく皆さんからの思いは100%生かされることになる。

 事業の内容も資金の流れも、すべて透明にし公正さを重視するが、それらはホームページ上でオープンにする。 また、活動状況を積極的に公開し、寄付いただく方々にも寄付の現場にどんどん参加してもらい、お金を超えたつながりといったものが広がっていけたら最高である。

 それ以外にも、いろいろ斬新な寄付活動を展開していくことになるが、そのあたりは2週間ぐらいでアップされるホームページを見てください。 寄付の文化を広めていくことに、皆さんどしどし参加してください。

 まさに、長期投資の先に広がるカッコ好くお金をつか追うステージに入っていくのだ。