女子サッカーで有名な野田朱美さんと、昨晩のインベスターズTV生放送ですこしお話した。
東京ヴェルディ1969フットボールクラブの女子チーム統括責任者であり、
日テレベレーザ監督として野田さんはすごい勢いで頑張っている。
すごい勢いと書いたのは、
昨夜もチームの練習を抜け出して駆けつけてくれ、1時間ちょっとミーティングして素っ飛んで帰っていった。
気持ちいいほどの乗りを感じさせてくれた。
その野田さんが苦しんでいるのは、どうやって資金繰りをつけるかだ。
スポンサー企業を探すとかも重要だが、できれば個人応援団を広げたいという。
まったくの同感である。
ヨーロッパとりわけドイツなどでは、
全国あちこちに地元が誇りとするスポーツクラブがあって、多くが自立したクラブ運営をしている。
あるいは、現役時代に大活躍した選手が引退後は地元に戻って小さなスポーツクラブを立ち上げ、
若手を鍛え上げることに残りの人生をかけている。
これらのどれにも、地元の人々がお金を出し合って温かく応援しているのだ。
ちょっと暇があれば練習を眺めに出かけたり、交流試合には家族総出で応援したりと、
みなが地元クラブを支えている。
その姿は、なんとも楽しそうで、うらやましく思えさえする。
ここで考えたいのは、日本だと
“お金を出してやっている、ありがたく思え”
といった感じがどうも前面に出てきがちであること。
それでは、つまらない。
選手たちも肩身が狭いだけで、みなに応援してもらっているのだという誇らしい気持ちなどない。
もうそろそろ日本でも、”お金を出す楽しみ” を意識してでも高めていくべきだろう。
預貯金などでお金を抱えているだけでは、
経済全体がジリ貧になるだけで、結局は自分にとってもマイナスである。
経済はお金を使ってやればどんどん拡大成長するものだから、意識してでもお金を使ってやらなければいけない。
どうせお金を使うのなら、面白いこと楽しいことに使った方がいいではないか。
読者の皆さんも巻き込んで、スポーツクラブの自立運営に参加しようではないか。
それも、わいわい楽しみながらね。