立命館大学大学院で8回の集中授業が終了した。
以前も書いたように、
この授業は院生に自分の頭で考えさせることを主眼としており、
最初は相当に面食らったようだ。
それでも、最後の方になってくるにつれて、
いろいろなテーマを自主自発的に考える癖がついてきたらしく、
質問の質がグングン良くなった。
これは日本でよくみられることだが、
と書き出すのも一般的すぎてつまらないが、
セミナーなどで受ける質問には単に知識欲からといって差し支えないものが多い。
みなまじめに勉強しようといるのはよく伝わってくるが、
その勉強をどう自分のものにしていくか、
これからの仕事や人生にどう生かしていくかまで意識して学んでいる人は少ない。
そのためか、「なるほど、そういうことか]といった納得は多い。
しかし、「ちょっと待てよ、となればこんなこともできるな」、
でニヤリとするような反応は、あまり見られない。
せっかく勉強するのだから、
それをどう生かしていくかまで行ってしまわなければ、もったいないよね。
逆いうと、授業なり講義なりをただ勉強としてではなく、
そこから自分なりのものをどれだけ掴み取ってやるかといった意識が、
にじみ出てくるような質問にはなかなかお目にかからない。
そのあたりのところが、8回24時間の授業でかなり分かってもらえてきたようだ。
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