4月17日の那智勝浦コンサートは大成功だった。 コロナ禍なので、感染予防に万全を期して370名に限定したが満席。
舞台が、これまた魅力的。 早朝から11時過ぎまでマグロのセリをする場を、きれいに水洗いし乾かして特設舞台を設営。
広々とした空間がオペラ舞台となったが、後ろは港で漁船が波に揺られている。 その奥には、山並みが見える。
朝からの雨も開場の1時間前には上がってくれ、町の人たちが楽しみに待っていたとばかり、続々と集まって来られた。
はじめての企画なので、皆さんになじみのある曲を中心に選曲したことも良かった。
1曲終わるごとに、すごい拍手となり、プログラムが進むごとに拍手の手が上に上がっていき、最後は頭の上からの拍手となった。
地元の人たちに、こんなにも喜んでもらえるとはと、主催者冥利に尽きる思いだった。
それだけではない、コンサートの休憩時間に町長や商工会議所会頭がよって来てくれて、早くも来年もやろうよとなった。
おもしろかったのは、舞台の背後に3mのアクリル板を立てようと、すぐ決まったことだ。
透明のアクリル板なら、背後の漁船や山並みが、そのまま見える。 申し分ない借景だ。
同時に、音の反響版となって歌声や演奏がしっかりと観客席の後方まで届く。
コンサート後、本来なる余韻を楽しむべく、観客や演奏家が交流するレセプションをやるのが、ウチの定番となっている。
ところが、今年はコロナ禍でもあり、地元の人たちを交えたレセプションは差し控えた。
そこで、東京など遠路はるばる生マグロ市場コンサートに来られた100名ほどには、マグロ食べ尽くしディナーとなった。
マグロの解体ショーもあり、最後には脇口水産から大トロ中トロなど刺身の盛り合わせのサービスもあって大満足だった。
皆さんに、生マグロの美味しさを堪能してもらったが、その直販クラブの準備も整ってきた。
連休明けには、直販クラブの会員を募集し、那智勝浦からの直送サービスを始める。
そして、6月4日(金)には、多くの人のご期待に応えて、第3回の生マグロ勉強会と試食会を開催することに。
会場は、ウチのグループ会社の横浜ビール、「驛の食堂」レストランで19時から1時間ほど。
事前登録した参加者は、それぞれ17時ぐらいから出来立てのビールや食事を楽しんでもらって、勉強会に参加する。
開場では、30~40食限定の直販もあるが、その場で注文を受けて3~4日後に那智勝浦からの直送も頼める。
いい感じの広がりとなってきたが、一番の強みは生マグロの旨さである。 一度食べたら、病みつきになる。
それを、120年の歴史を誇る脇口水産とさわかみ財団とのコラボで、絶対的なブランドを確立する。
すなわち、「天然マグロ、それも最高の品質のものを、できるだけ低価格で一般生活者に届ける」というブランドだ。
皆さんもどうですか? 病みつきになりますよ。