ほとんどのセミナーで、
出席者とこちらとが真剣な気持ちをぶつけ合って、やたらと盛り上がる。
この充実感はたまらないね。
こういう意識の高まりが日本中でどんどん広がっていってくれたらなと、
将来への期待感も膨らんでいく。
その辺りをゆっくり書こうと約束したが、
先ほどからパソコンの画面をにらんだままで、さっぱり進まない。
ちっとも盛り上がってこないのだ。
書くのは簡単だが、あの熱い気持ちがどうにも湧き上がってこない。
どうしてなんだろね?
長期投資って、ただ単にお金を運用して財産を増やしてくだけのものではない。
お金を世の中にまわしてやって、
みなが豊かに暮らしていけるよう、とにもかくにも役立たせてもらう。
みなが豊かになれるというのは、経済のパイが大きくなること。
経済のパイが大きくなれば、
長期投資家が用立てさせてもらったお金もそれなりに増えて戻ってくる。
それが、リターンだ。
だからといって、ただ豊かになればいいのでない。
どんな豊かさを築いていくのか、
そこにお金をまわしてやる長期投資家一人ひとりの品格というか美学が問われる。
こう書いてくると、そんな甘っちょろいこと言ったところで現実はと、
読者のみなさん、もう既に手厳しい反論を用意しているよね。
そこからなのだ、セミナーでの質疑応答が熱くなるのは。
現実は、日本の現状は、地方の厳しさは等々、言い出したらいくらでも出てくるだろう。
それらに真正面からぶつかっていくのが長期投資である。
なんとかしてくれと、政治に頼るのではない。
そこに住む生活者が、
自分たちの今そして将来をどうしていくのか、自分も頑張るがお金にも働いてもらうのだ。
経済も社会も、そのほとんどが人々の毎日の生活と、それを支える企業活動で成り立っている。
そして、生活者と企業との間に入って、重要な役割を果たすのが長期投資なのだ。
もっともっと熱く語りたいが、今日はここまでとしよう。
えらい時間がかかった、そろそろ仕事しないと大変なことになる。