米カリフォルニア州で始まった不法移民の強制送還に反対するデモに、トランプ氏は州兵や海兵隊を投入。
それに対し、全米各地でトランプ政策に抗議デモが広がっている。
いくら大統領の指令だと言っても、そう簡単に兵を動員できるものでもない。
現に、ロサンゼルスのニュウーサム知事は裁判所に違法を訴えている。
そんな中、イスラエルがイランを空爆した。 核施設を狙ったというが、そう簡単に他国を爆撃していいものなのか。
イラン空爆のニュースだ、原油価格は一時14%も急上昇した。
経済面でも、各国で財政の膨らみ懸念に警戒信号が点滅しだしている。
日本は参議院選を意識した給付金のバラマキや消費税の減額とかが、政争のテーマとなっている。
米国でも、イーロン・マスクは政権から去ったが、肥大化している財政の圧縮は待ったなしの状況下にある。
ドイツも経済が低迷している中での防衛予算の拡充で、財政の悪化が懸念され始めている。
3年目に入っているロシアによるウクライナ攻撃だが、このままいくと第3次世界大戦に突入といった観測もちらほら。
世界のあちこちで荒れ模様となってきているが、マーケットはじめ経済への影響は必ず出てくる。
その時、忘れてならないのはカネ余りバブル高のマーケットで、やたら高くまで買い上げられた債券や株式だ。
米国債も格付けを一段階下げられたが、債券市場全般に悪材料には戦々恐々としだしている。
各国の株式市場も乱高下が激しくなってきている。 高値圏に入ってきたドイツ株も防衛予算拡大を買ってのもの。
つらつら考えるに、そろそろ大きな下げに見舞われてもおかしくないのかもしれない。
ま、先のことだが、どうなるかは知れないが、世界の状況が怪しくなってきているの気がかりである。
もちろん、われわれ本格派の長期投資家からすると、いつでもなんでも来いだ。
その時の状況によって、いくらでも冷静な手を打てる。